米フロリダ州のリサイクルショップで今月4日、買い物客がハロウィンのアイテムの陳列コーナーで人間の頭蓋骨の置き物を見つけた。しかし、この買い物客は人類学者だったため、「作り物ではなく、本物の頭蓋骨では?」と気付き、警察が回収する事態になった。現在、詳細な調査が行われているが、本物の頭蓋骨である可能性が高いという。米ニュースメディア『CBS News』などが報じた。

米フロリダ州リー郡保安官事務所(Lee County Sheriff’s Office)に今月4日、「リサイクルショップに本物の頭蓋骨が陳列されている」という通報が入った。捜査官らが同郡ノース・フォート・マイヤーズにあるリサイクルショップに向かい、現物を確認した。

現物を撮影した写真はリー郡保安官事務所のFacebookに公開されているが、全体的に茶色に変色し、歯がいくつか欠けているものの、ほとんど形の残っている頭蓋骨が確認できる。一見すると、精巧に作られた装飾品にしか見えない。しかしこの頭蓋骨を発見した買い物客は、偶然にも人類学者であり、本物の頭蓋骨である可能性に気付くことができたのだった。

この頭蓋骨を販売していたリサイクルショップのオーナーは、「数年前にこの頭蓋骨を購入した」と話しており、店の倉庫に保管していたものを店頭に並べて販売していたという。頭蓋骨を確認した捜査官らも「本物の頭蓋骨の可能性が高い」と推測しており、回収した頭蓋骨を検死局に送り、本物であるかどうかの確認を行っている。

フロリダ州では、目や角膜、腎臓、肝臓、心臓、肺、すい臓、骨、皮膚など、人間の臓器や組織を故意に売買したり譲渡したりすることは法律で禁止されている。リー郡保安官事務所は、今回リサイクルショップのオーナーが本物であると知らずに販売しており、疑わしい事実はないと考えている。

このニュースを見た人々からは、「私だったら知らずに買っちゃうよ」「ハロウィンらしいニュースだ」「誰のものか分かるといいね」「これは気持ち悪い」「まるでドラマのような話だ」など様々な反応が寄せられている。

ちなみに9月にはアリゾナ州のリサイクルショップで、店外に設置していた寄付用の箱に入っていた頭蓋骨が人間ものと判明し、世間を驚かせていた。

画像2~9枚目は『Lee County Sheriff’s Office 2023年11月4日付Facebook「Shopper Finds Human Skull in Local Thrift Store」』『New York Post 2023年9月7日付「Human skull with fake eye donated to Arizona Goodwill, shocking thrift stop workers」(GOODYEAR, AZ (3TV/CBS 5))』『Miami Herald 2023年9月6日付「‘Pirates of Caribbean’ moment turns ‘solemn’ when campers find human skull on island」(Lisa Careau via Unsplash)』『Kaleigh 2022年6月17日付TikTok「I’ve lived here for 6 years and this skeleton has been watching me from behind the bathroom mirror this whole time」』『Tampa Bay Times 2021年2月11日付「Tampa man who ‘built guitar from uncle’s skeleton’ sure looks familiar」(Facebook)』『The Guardian 2019年1月25日付「Police investigate human bone found in Primark socks」(Photograph: Simon Dawson/Reuters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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