古市憲寿

社会学者でタレントの古市憲寿氏が、10日に生放送された『5時に夢中!』(TOKYO MX)にゲスト出演。2025年開催予定の大阪万博に、「発想自体が古臭い」「万博自体、永遠になくていい」などと持論を展開した。

 

■1970年に比べ…

番組では、メキシコ大阪万博から撤退する意向を示しているとの記事が紹介され、1970年大阪万博を知る中尾ミエは当時の思い出を述懐。

古市氏は、MCの垣花正から「その頃の万博の注目度に比べるとどうなんでしょう?」とコメントを求められ、「万博って元々、昔は『未来を展示する』みたいな会だったんですけど、今、未来なんてスマホの中にいくらでもあるじゃないですか」と指摘する。

 

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■「万博自体、永遠になくていい」

古市氏はさらに「わざわざ具体的な場所を作って、そこに人を集めて未来を展示って発想自体が古臭いと思うんですよ」と厳しく続けると、「万博自体、永遠になくていいと思うんですよね」とバッサリ。

歯に衣着せぬ物言いに、共演者からは「おぉっ」という声が漏れ、ミッツ・マングローブは「目で見るのと、立体的に実物で見るのでは…」と擁護したが、古市氏は「本当にできたらいいですけど、どうせ貧乏臭い…」とさらにぶった斬った。

 

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■「バーチャルな万博」の提案にも…

スタジオが笑いに包まれると、古市氏はさらに「どうせ大したことない、貧乏臭い未来見に行くなんて悲しくなるだけじゃないですか」と続け、ミッツも「未来への想像力がもう頭打ちになってませんか?」「1970年代だったら、空飛ぶ車とかいろいろ想像できたけど…」とコメント。

垣花は「スマホの中のバーチャルな万博だったらどうですか?」と提案したが、古市氏はこれも「だったらもう万博って形でやる必要ないし」と冷静だった。

 

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■「日本はどうせお金なくて…」

古市氏はさらに、「今、ラスベガスでスフィアっていうめちゃくちゃ大きい巨大な円形の…」「内側も外側も超巨大LEDの巨大シアターができたんですね。それは万博の予算の大体2倍くらいかかってるんですよ」と説明。

「そういう本当にすごいものが、海外に具体的にあるんだから」と続け、「日本はどうせお金なくてそういうことできないんだから、変に競争しなくて、もう地味に…」「わざわざ(海外から)来ないですよそんな貧乏臭い」と最後まで厳しいコメントを展開していった。

古市憲寿氏、2025年大阪万博をバッサリ 「万博自体、永遠になくていい」