リニア中央新幹線の工事に伴い2019年10月から使用が停止されていたJR名古屋駅1番線。使われていない場所を有効活用する形で、イベントスペースが誕生した。大好評のうちに幕を閉じた第1弾の「世界の山ちゃん 名古屋駅1番線店」に続き、第2弾として11月11日(土)から約半年間限定で登場するのは醤油ラーメン専門店「人類みな麺類」である。

【画像を見る】極厚のチャーシューに驚き!

■大阪発祥の有名ラーメン店が東海地方に初登場!

「人類みな麺類」は、2012年4月に大阪府にオープンして以来、週末には50人以上の行列を作り続ける人気店。有名グルメサイトで5年連続大阪1位、Google口コミ数も1位を誇るなど、大阪を代表する名店である。西中島にある本店と大阪駅直結の「人類みな麺類 Premium」、東京・恵比寿の「人類みな麺類 東京本店」に続き、満を持して東海地方に上陸するのだ。

「宇宙船に具材を乗せて、宇宙にラーメンを届ける」という世界的にも類を見ない同店の取り組みにちなみ、店は宇宙船をイメージしたデザインに。

ホームの細長い空間を生かした宇宙船の巨大な壁画が迎えてくれる。

約500平方メートルという巨大なスペースに約130席という、ラーメン店にしては規格外の大きさ。ここなら、並ばずに食べられるかも!?

■大阪で旋風を巻き起こした絶品

看板に掲げている醤油らーめんは、代表の松村貴大氏がラーメン店で起業することを決意した10歳当時の自分に食べさせたい味を追究したもの。鰹をふんだんに使用した香味油に醤油独自の甘味を活かした懐かしい味わいだ。

焼豚の厚さの異なる3種類から選べる。店の真髄とも言える、とろとろの極厚チャーシューを心ゆくまで楽しみたいなら、らーめん原点 世界一厚切り焼豚(1500円)がおすすめ。

チャーシューの重さは約250g!箸で切れるほど柔らかく、脂は控えめ。中まで染み込んだ醤油ダレと豚肉の旨味が濃厚で、大きさのインパクトの割にはぺろりと完食できてしまうから不思議だ。スープはあっさりした後味ながらも、大量のチャーシューを煮込んだエキスがたっぷり入っていて旨味が濃厚。

また、長時間軟水に漬け込み柔らかくすることで醤油の味をしっかり染み込ませた極太メンマや、もちもちで喉越しの良い全粒粉入りの自家製麺も存在感抜群である。

一番控えめサイズのらーめん原点 薄切り焼豚(850円)でも60gものチャーシューがのっていて、ボリューム満点!

ほかにも、おにぎりや生ビール「ヒューガルデン ホワイト」などの発売を予定しているという。お腹が空いているときはもちろん、飲みの締めにもぴったりだ。

■家族で楽しめるお店に

「満を持して名古屋に出店しました。大阪や東京の店舗のように、老若男女にラーメンを楽しんでいただけるお店にしたいです。週末に遊びに行く場所として、ここが選ばれるとうれしいです」と、UNCHI代表の松村貴大氏。

線路の上に誕生した宇宙船を彷彿とさせる空間で、宇宙進出を果たした一杯を味わう。非日常尽くしの体験をしてみてはいかがだろうか。

取材・文=村田明音(しらかべ企画社)

らーめん原点 世界一厚切り焼豚