久保建英の所属するレアル・ソシエダは11日、ラ・リーガ第13節でアルメリアとアウェイで対戦し3-1で勝利した。久保は後半からプレーしている。

リーグ戦3試合ぶりの白星を目指す7位ソシエダ(勝ち点19)は、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)第4節のベンフィカ戦からスタメンを4人変更。久保やブライス・メンデス、スベルディアらに代えてサディク、トゥリエンテス、アマリ・トラオレらをスタメンで起用した。

リーグ戦初勝利を狙う最下位に沈むアルメリア(勝ち点3)に対し、ソシエダは12分に敵陣中盤でボールを受けたサディクがペナルティアーク内まで切り込みシュート。しかし、このシュートは左ポストに弾かれた。

その後はポゼッションで上回るソシエダが押し気味に試合を進めるが、アルメリアも要所で粘り、拮抗した展開に。前半終了間際の追加タイム2分には、敵陣でルーズボールをうまく収めたサディクがドライブ回転がかかったミドルシュートでゴールを狙ったが、これはGKマクシミアーノのセーブに阻まれた。

ゴールレスで迎えた後半、ソシエダはバレネチェアサディクを下げて久保とメリーノを投入する2枚替えを敢行。すると58分、ムニョスの左クロスがゴール前に走り込んだトゥリエンテスが体に当たってゴールに吸い込まれたが、これはVARの末に右腕に当たったと判定され、ハンドでゴールは取り消された。

ゴールを取り消されたソシエダだったが、すぐに再びネットを揺らす。62分、ザハリャンの右CKをニアでエルストンドがフリックしたボールをファーサイドから走り込んだオヤルサバルが左足でゴールに押し込んだ。

先制したソシエダだったが、76分に失点を許す。GKからのパスを自陣中盤で受けた久保がボールを奪われると、ショートカウンターからボックス左のラザロがシュート。これはGKレミロが弾いたが、こぼれ球を素早く反応したアリーバスに流し込まれた。

このまま試合終了かと思われたが、ソシエダは89分に久保の左CKがアキエメのハンドを誘い、VARの末にPKを獲得。このプレッシャーのかかるPKをカルロスフェルナンデスがゴール右に突き刺した。

勝ち越しに成功したソシエダは、後半追加タイムの95分にも久保の左CKをニアのエルストンドがフリックするとファーサイドのスビメンディが頭で押し込み、試合を決定づける3点目を奪った。

結局、試合はそのまま3-1でタイムアップ。最下位相手に苦しんだソシエダだが、終盤の連続ゴールで3試合ぶりのリーグ戦白星を飾った。