浅野拓磨の所属するボーフムは11日、ブンデスリーガ第11節でケルンと対戦し1-1の引き分けに終わった。浅野は81分までプレーしている。

前節、浅野の2ゴールで今季リーグ戦初勝利を飾った14位ボーフム(勝ち点8)が、最下位に沈むケルン(勝ち点5)をホームに迎えた一戦。ボーフムの浅野は[4-3-3]の右ウィングでスタメンとなった。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、ボーフムは22分に右サイドのシュテーガーが供給したクロスをホフマンが落とすと、これに反応したクワーテンに決定機が訪れたが、シュートは飛び出したGKのブロックに阻まれた。

チャンスを逃したボーフムだったが、その3分後に先制する。25分、左サイドを突破したシュテーガーのクロスをゴール前で収めたホフマンがシュート。これはGKシュヴェーベに弾かれたが、こぼれ球をダシュナーが押し込んだ。

ハーフタイムにかけてもボーフムが攻勢を続けたが追加点は奪えず。前半は1-0で終了した。

迎えた後半、ボーフムは49分に浅野に決定機が訪れる。ホフマンのパスをボックス手前で受けた浅野がトラップでゴール前まで抜け出しシュートを放ったが、これはGKシュヴェーベのブロックに防がれた。

追加点のチャンスを生かせなかったボーフムは54分に失点する。中盤でのボールロストからカウンターを受けると、カインツのスルーパスからボックス左手前まで駆け上がったマイナがダイレクトクロスを供給。最後はゴール前に走り込んだゼルケに右足で流し込まれた。

追いつかれたボーフムは66分、シュテーガーの左クロスからゴール前に抜け出したホフマンに決定機が訪れたが、シュートは左ポストを直撃。さらに69分には、ペナルティアーク手前からのFKをシュテーガーが直接狙うと、GKシュヴェーベの弾いたボールを浅野がヘディングシュートで合わせたが、ボールはゴール右に外れた。

その後、ボーフムは81分に浅野やホフマンら攻撃陣を下げてブロシンスキ、パシエンシアらフレッシュな選手を投入。しかし、最後まで追加点は生まれず。ボーフムは最下位相手に痛恨のドローとなった。