Netflixで世界190カ国に配信、日本国内でも大ヒットを飛ばした韓国ドラマ「愛の不時着」。本国では2019年12月から放送し、最終話は最高24.1%の視聴率を記録した。これは韓国のケーブルテレビ史上、歴代3位の快挙である。

 作中で恋愛関係にあったヒョンビンとソン・イェジンは、プライベートでも結婚。なにかと話題続きの作品は昨年、韓国でミュージカルとして上演された。それが来年2月、日本に上陸するということで、早くもチケット争奪戦の気配なのだ。

 理由はそのキャストにある。パラグライダーの飛行事故で北朝鮮に降り立ってしまう主役ユン・セリを匿う北朝鮮の軍人役は、男性アイドルグループ「ASTRO」のユンサナだ。さらに、韓国で詐欺に手を染め、身分を偽って北朝鮮に入国した実業家を演じるのが「THE BOYZ」のサンヨンと、ユンサナと同じASTROのジンジン。韓国芸能に詳しいライターが語る。

「ASTROにはチャ・ウヌというダントツ人気のスターがいますが、彼はソロでもドラマの主役を張りますし、ファストフードチェーン『サブウェイ』のアンバサダーとして、日本の店舗の看板にもなっています。さらにASTROメンバーが2人も人気ドラマのミュージカルに出るとなれば、ASTROファンは大騒ぎ。韓国のミュージカルは、どんなアイドルグループが出ようと歌唱力は抜群なので、見応えがあるでしょうね」

 根強いファンがいまだ多い作品。今からチケット争奪の準備を。

(小津うゆ)

アサ芸プラス