連続ドラマ「パリピ孔明」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)で、歌手を目指すアマチュアシンガーのEIKOを演じる上白石萌歌が、11月12日に東京・渋谷のタワーレコード渋谷店で初のリアルイベントを開催。ミニライブではEIKOとして「DREAMER」を歌唱した。また、同ドラマで主演を務める向井理もトークショーのスペシャルゲストとして登場し、同作の反響などを語った。

【写真】EIKO(上白石萌歌)、ドラマ内でも話題の名曲「DREAMER」を熱唱

■人気コミックが原作のドラマ

パリピ孔明」は、「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の累計発行部数160万部を突破した同名コミックが原作。魏・呉・蜀という3つの国が天下の覇権を争っていた中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井)が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す“EIKO”こと月見英子(上白石)を軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリーだ。

今回のイベントは、EIKO(上白石)が11月1日に1stアルバム『Dreamer』をリリースしたことを記念して開催。イントロが流れると大きな歓声に包まれてEIKOが登場し、しっとりと、そして力強く「DREAMER」を歌い上げた。

歌唱後「皆さんこんばんは!EIKOです。EIKOの『DREAMER』を歌わせていただきました。皆さんはじめまして…私は、本当は上白石萌歌と言います」と言って笑わせつつ、「たくさんの方にお集まりいただきありがとうございます」と感謝を込めると、大きな拍手が沸き起こった。

■「すごく新鮮な気持ちですね」

劇中では何度も歌唱していても、実際の観客を前にして歌うのは初めてということで「いや~すごく新鮮な気持ちですね。『パリピ孔明』の世界と現実との境界線がすごくあいまいになっていて、とても不思議です」と、率直な感想を。そしてスペシャルゲストの向井を呼び込み、トークショーを行った。

孔明の衣装ではなく洋服姿で登場した向井に対し、EIKOが「今日、(孔明ではなく)向井理さんじゃないですか?」とイジると、向井はすかさず「だって衣装が上にあったから、(孔明の衣装を)着られずに…」と弁明。

するとEIKOは「孔明どこ行っちゃったんですか…?何か格好付けてますよね?」とバッサリ切り、向井は「違う違う違う違う!仕事!仕事ですよ」と、タジタジになっていた。

■ドラマの反響は「いろんな業界の人から…」

ちなみに孔明の衣装を着た状態だと向井は2m以上の高さになり、「(重さも)5、6kgあったかな」というように大きく、残念ながら物理的に今回のイベントでは着られなかった様子。

ド派手な役衣装のインパクトは大きく、それに比例するようにドラマの反響も大きいようで、向井は「結構反響ありますよ。(衣装じゃないと)逆に『今日普通ですね』って言われる」と笑いを誘い、「この格好(孔明の衣装)で朝『行ってきます!』とはならないからね(笑)。でも、本当にいろんな業界の人、音楽業界の人もそうですし、なかなか普段連絡を取り合わないような大御所の監督からメールがきたりしていますね」と打ち明けた。

一方、EIKOは「撮影がもう終わっているんです。夏頃に撮っていたので、リアルタイムで撮影していると(そのドラマの)現場ばかりになってしまうところを、今いろんな方と接する機会があるから、やっぱり思わぬ方から『見てるよ』って声をいただいたりしていますね」と、こちらも大きな反響が寄せられているようだった。

なお、EIKOはこの日タワーレコード渋谷店の1日店長に就任。ライブイベントの後は、同店限定特典のお渡し会も行い、ファンと触れ合った。

◆取材・文・撮影=月島勝利

EIKO(上白石萌歌)と、スペシャルゲストの向井理/※ザテレビジョン撮影