昨今、さまざまな議論が交わされている「選択的夫婦別姓」。あなたは「あり」だと思いますか。それとも「なし」だと思いますか。結婚相談所ネットワークを運営するIBJ(東京都新宿区)が、婚活中の男女を対象に「結婚観の多様化」に関する意識調査を実施。「夫婦別姓」についての結果を発表しました。

「あり」最多は20代女性

 調査は2023年7月24日から8月7日、同社ネットワークで活動する男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計1682人(男性1018人、女性664人)から有効回答を得ています。

夫婦別姓をどのように思うか」について聞いたところ、男性の20.1%、女性の44.5%が「あり」と回答。男女で2倍の認識差があることが分かりました。

 年代別で見てみると、夫婦別姓を「あり」と回答した人が最も多かったのは「20代女性」。その割合は53.7%と半数を超えました。女性は全ての年代で「あり」が4割を超える結果となっています。

 なお、「あり」と回答した女性からは「氏名変更の手続きが面倒だから」「仕事に影響があるから」といった声が多く上がったといい、同社は「結婚後も仕事を続ける女性にとって“氏名変更”は負担に感じるのかもしれません」と分析。また、「諸外国に比べて“結婚文化”を重んじる傾向にある日本において、婚姻数の増加につなげるために、“夫婦別姓”については議論していく必要がありそうです」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

「夫婦別姓」アリ? ナシ?