コミックサイト「COMIC MeDu(こみっくめづ)」に連載され、独特の世界観で人気を博した作品を実写映画化する『コーポ・ア・コーポ』(11月17日公開)。このたび、主演を務めた馬場ふみかの徹底した役づくりや仲睦まじい撮影現場の雰囲気が伺い知れるメイキング動画、撮影オフショットが初解禁となった。
【写真を見る】休憩時間中に笹野高史が見守るなか、東出昌大と倉悠貴が将棋に興じる場面も
昭和レトロな雰囲気を醸しだす大阪の安アパート「コーポ」を舞台に、年齢も性別も職業もバラバラな訳あり同士が飄々と一つ屋根の下暮らす日々を描く本作。家族のしがらみから逃げてきた25歳のフリーター、辰巳ユリを馬場ふみかが演じ、「コーポ」の住人である中条紘を東出昌大、石田鉄平を倉悠貴、宮地友三を笹野高史らが演じる。コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つけたことから、辰巳らはそれぞれの人生を思い返していくことに。
今回解禁となったメイキング映像の冒頭では、辰巳役の馬場ふみかが「かっこいい」というセリフの様々なバリエーションを仁同正明監督と繰り返し練習する様子が映しだされている。慣れない関西弁の演技には苦労もあったようで、「慶子役の芦那(すみれ)さんから貰った音声データを聞いて、音程の上がり下りを家で繰り返し練習しました」と役づくりについて明かした馬場。「倉さん、笹野さん、仁同監督は関西の出身なので、撮影の合間も自然と関西弁の飛び交う現場だったのには助けられました」と現場への感謝も述べている。また馬場は関西弁のほかにも、原作漫画のユリを徹底的に再現。スカジャンに緩めのジーンズ姿という原作おなじみの衣装はもちろんのこと、金髪や髪型、気怠げな雰囲気に至るまで漫画から抜けだしたような見事な再現度の高さで役に臨んでいる。さらに、休憩時間中に笹野が見守るなか、東出と倉が将棋に興じる様子も。終盤には馬場も加わり将棋崩しで盛り上がる一幕もあり、和気あいあいとした撮影現場の空気が伝わる映像だ。
また、原作にも登場するコーポの名物猫を抱えた馬場の姿が収められたオフショットも合わせて解禁となっている。
のびのびとした雰囲気の撮影現場から、どのような物語が生まれているのだろうか？本作の魅力的なゆるい空気感をぜひスクリーンで体感してほしい。
文/鈴木レイヤ
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