馬場ふみかが主演する映画『コーポ・ア・コーポ』より、馬場の徹底した役づくりや撮影現場の雰囲気が伝わるメイキング特別動画とオフショットが公開された。

【動画】馬場の徹底した役作りが垣間見られるメイキング動画

 原作は、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける岩浪れんじの同名漫画。昭和レトロな雰囲気を醸し出す大阪の安アパート・コーポを舞台に、年齢も性別も職業もバラバラで、互いによく知らないながらも縁あって一つ屋根の下に暮らす訳あり同士が、飄々(ひょうひょう)と生きる日々を描く。

 このたび解禁となったメイキング映像の冒頭では、主人公・辰巳ユリ役の馬場が「かっこいい」というセリフの様々なバリエーションを仁同正明監督と繰り返し練習する様子が映し出される。慣れない関西弁の演技には苦労もあったようで、「慶子役の芦那(すみれ)さんから貰った音声データを聞いて、音程の上がり下りを家で繰り返し練習しました」と役づくりについて吐露。「倉さん、笹野さん、仁同監督は関西の出身なので、撮影の合間も自然と関西弁の飛び交う現場だったのには助けられました」と現場への感謝も述べている。

 また馬場は、関西弁のほかにも原作漫画のユリを徹底して再現。スカジャンに緩めのジーンズ姿という原作おなじみの衣装はもちろん、金髪、髪型、気怠げな雰囲気に至るまで、コマから抜け出したような見事な再現度で役に臨んだ。本人も「完全にキャラクターに近づけているので。原作ファンの方が喜んでくれると嬉しいです」と笑顔で自信をにじませる。

 さらに、休憩時間中に笹野高史が見守る中、東出昌大と倉悠貴が将棋に興じる様子も。終盤には馬場も加わり将棋崩しで盛り上がる一幕もあり、和気あいあいとした撮影現場の空気が伝わるメイキング映像となっている。

 なお、併せてオフショットも公開。原作にも登場するコーポの名物猫を抱えた馬場の姿などが収められている。

 映画『コーポ・ア・コーポ』は、11月17日より全国公開。

映画『コーポ・ア・コーポ』オフショット (C)ジーオーティー/岩浪れんじ