イチロー

元プロ野球選手で現在はMLBシアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が14日、東京・永田町で開かれた「ワコール『Team CW-X』キャプテン就任記念発表会」に出席。

ワコール社長である川西啓介氏をステージ上でイジりまくるという豪胆さを見せ会場を沸かせた。勝負勘がすごい…。

 
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■「Team CW-X」のキャプテンに

イチロー

「CW-X」は、テーピングの原理をタイツに組み込むという発想をベースに、ワコール人間科学研究開発センターが開発してきたコンディショニングウェアブランド

イチロー氏は、2002年より同ブランドのアドバイザリーパートナーを務めており、今後はスピードスケート・髙木美帆選手、マラソン・福士加代子氏ら著名アスリートらで結成された「Team CW-X」初代キャプテンとして、コンディショニングの重要性や運動の楽しさを伝えていく。

 

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■クライアントにも容赦なし

登場したイチロー氏は、「キャプテンになるのはじつは初めて。リーダーの資質に欠けるとこれまで言われてきており、これは(ワコールにとって)リスクです。しかし、リスクを懸けないと成功はないので、頑張ります」と、自虐を含ませ挨拶。その後、隣にいたウェア姿の川西社長を見ると、「着慣れてない雰囲気が出ています…」と指摘し、会場を沸かせる。

川西社長が「(私は)しゃ、社長ですよ…着慣れています(笑)。それにしても、イチローさんはこなれ感が違いますね」と返答するも、「そりゃそうですよ! 何年着ていると思っているんですか!」とキッパリ。

同シリーズの開発に携わって20年以上とあって、深い商品愛を明かしていくイチロー氏だった。

 

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■商品を見て引退年を回顧

イチロー

イベントでは、等身大イチロー人形がお披露目に。

「こういうのって事前に見せてくれるものですが…いま初めて見ました。ワコールさんは悪いですねぇ(笑)。でも、自分の体はもう少しバランスが悪いと思っていたけど、わりとしっかりしていることにも気づきました。足がもっと細いと思っていたんです。うん、想像以上に良い」と、ご満悦の様子。

この人形、携わった商品群の中で最も愛着がある「2018年モデル」のスポーツスパッツを着用していたが、「じつは2018年というのは、5月頭くらいから試合に出られなくなった年。最後まで練習は続けましたが、翌19年3月の引退に繋がっていった時期なんです。なかなか選手としては体験できない経験で、これまで色々なヒット記録などを残してきましたが、そういうものより誇れると思える時間はこの頃。そんな時代を思い出すスパッツです」と、現役時代を回顧した。

 

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■再び社長をターゲットに

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ちなみにイチロー人形を作るため、カメラ約130台に取り囲まれスキャニングされたと言い、「バットを持ってルーティーンを披露したのですが、バットを回さないとあのポーズに入れないわけですね。なので、カメラに当たらないか少し気にしましたが、自分の中では(スイングの)軌道がすべてわかっている。でも、現場にいたワコール担当者さんが『あああぁ、当たりそう!』とすごく心配されているのが印象的でした(笑)」とイチロー氏。

その後も、川西社長のウェア姿が気になっているようで、「(一旦ステージからはけた際に聞いたら)やっぱり普段から着ていないみたいです(笑)!」と、記者陣に向けて明かし、勝ったといわんばかりに満面の笑み。

川西社長も「ここで言わないでください…!」と白旗だったが、これはイチロー新キャプテンの「普段からウェアを愛せ」という一つ目の指示になっているのかも…。

 

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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーからスポーツまで精力的に取材しつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する。

イチロー氏、クライアントの社長を堂々イジる豪胆ぶり披露 「着慣れていない」