中国サッカーリーグ(地域リーグ)の福山シティFCは13日、酒気帯び運転で逮捕されていたアカデミー指導者1名との契約を解除したと発表した。

2017年創設の福山。トップチーム(社会人)は中国リーグ昇格1年目の昨季から今季で2連覇を成し遂げ、12日まで開催されていた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(地域CL)でも1次ラウンドを突破。JFL昇格を懸け、22日からは決勝ラウンドを戦う。

そんな彼らだが12日、トップチームが地域CL宮城県へ遠征中だった11日深夜、アカデミー部門で指導にあたるコーチ広島県福山市内で飲酒運転による事故を起こし、警察に逮捕されていたと公表した。

12日時点では「本人と連絡が取れず、捜査中につき詳細を開示いただけておりません」とのことだったが、クラブ公式サイトで13日、改めて「弊クラブのアカデミー指導者が11月12日午前1時頃、酒気帯び運転の疑いで警察に現行犯逮捕されたことをご報告いたします」と報告した。

また、12日付けで当該コーチとの契約を解除したことも併せて発表。「常日頃よりクラブを応援してくださっているファン・サポーター及びパートナー企業様をはじめ、多くの関係者の皆様の信頼を裏切る形となってしまったこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

これに伴い、「管理監督者への処分」とし、クラブの代表を務める岡本佳大氏、ゼネラル・マネージャー(GM)の樋口敦氏が11月12日12月31日まで100%減俸に。「再発防止策」として「警察による飲酒運転撲滅に関する研修を実施」「既存のクラブ規律を見直し、コンプライアンス面を強化すると共に、クラブ内での定期的な研修を実施」と発表している。