バイエルンは14日、Aリーグ・メン(オーストラリア1部)のアデレード・ユナイテッドに所属するU-17オーストラリア代表FWネストリ・イランクンダ(17)との契約を発表した。
イランクンダは2024年7月1日にアデレード・ユナイテッドから加入することとなる。
タンザニア出身のイランクンダは、ブルンジ人の両親の元に誕生。生後3カ月でオーストラリアへと移住した。
アデレード・クロアチア・レイダーズの下部組織に加入すると、その才能を若くして発揮。2020年にはアデレード・ユナイテッドの下部組織に加入すると、2021年には15歳でセカンドチームの一員としてプレーした。
2022年1月8日には15歳333日でAリーグ・メンでデビュー。Aリーグ史上歴代6位の若さとなり、シーズン終了後にはAリーグオールスターズにも選ばれてバルセロナと対戦した。
しかし、若さゆえの問題もあり、翌シーズンは素行に問題が。1カ月の出場停止処分をクラブから下され、ピッチ上でも乱闘を引き起こすなどしていた。
ただ、才能は高く評価。バイエルンからの誘いを一度は断っていたが、今回契約を結ぶこととなった。
ユース育成部長のヨッヘン・ザウアー氏はクラブを通じてコメントしている。
「我々は予てよりネストリの存在に注目しており、来年夏のバイエルン移籍について、彼とアデレード・ユナイテッドと合意に達したことを嬉しく思っている」
「いつも良い議論をしてくれたユナイテッドの責任者には感謝したい」
「ネストリは非常にスピードのあるウインガーで、ドリブルとフィニッシュが得意。ゴールに向かうパワーもとても強いものを持っている」
「我々は彼の可能性を確信しており、彼が我々と共に次のステップを踏んでくれることを信じている」
U-17オーストラリア代表としてプレーするイランクンダは、U-17アジアカップにも出場し、U-17日本代表戦でもゴールを記録していた。
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