株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)のモノづくり・技術統括本部那珂地区生産本部製造部機械課(茨城県ひたちなか市)に在籍する高橋 忍氏が、永年にわたる業務精励・優れた功績を称えられ、「金属溶接の神髄を極める-それに挑み続ける匠」として厚生労働省が表彰する2023年度の「卓越した技能者(以下、現代の名工)」に選ばれました。

高橋氏の作業風景

 

表彰式の様子

 高橋氏は、分析機器・医用分析装置・電子顕微鏡・半導体製造装置など、多様な製品の機械加工・溶接に長年従事し、溶接における第一人者として、コア溶接作業の容易化改善や大型真空容器の溶接に取り組み、多くの功績を残してきました。また、社内の後進育成の他、技能検定委員およびものづくりマイスターとして地域の技能教育にも携わり、社内外を問わず地域の技能振興にも貢献していることが高く評価されました。

 「現代の名工」は卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の地位および技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的に1967年に創設されました。

 今年度は全国から150名が表彰され、11月13日リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)において表彰式が行われました。高橋氏の「現代の名工」の受賞は、当社としては2020年度以来10人目となります。 

 日立ハイテクは、今後も事業を支える製造技術力の強化を進め、高品質・高効率なモノづくりを推進してまいります。

【高橋 忍(たかはし しのぶ)略歴】

1987年 (株)日立製作所 那珂工場 入社 入社から一貫して各種溶接業務に従事

2009年 (株)日立ハイテク 半導体システム製造部機械課 組長

2017年 同社 製造部機械課第一係 主任

2023年 同社 製造部機械課機械製造技術係 主任 現在に至る

【受賞歴】

1998年 一般社団法人茨城県溶接会 茨城県溶接技術コンクール(TIG溶接の部) 特別優秀賞 受賞

1999年 一般社団法人茨城県溶接会 茨城県溶接技術コンクール(TIG溶接の部) 特別優秀賞 受賞

2019年 文部科学大臣表彰(創意工夫功労者) 受賞 (金属接合におけるワーク形状改良と溶接冶具の考案)

2019年 卓越した技能者茨城県知事表彰 受賞 (金属溶接・溶断技能を用いた金属加工に係る卓越技能についての表彰)

厚生労働省報道発表資料

 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36120.html

■日立ハイテクについて

 日立ハイテクは、2001年、株式会社日立製作所 計測器グループ、同半導体製造装置グループと、先端産業分野における専門商社である日製産業株式会社が統合し、誕生しました。2020年、日立製作所の完全子会社となり連携を強化していくことで、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現をめざしています。

 医用分析装置、バイオ関連製品、半導体製造装置、分析機器、解析装置の製造・販売に加え、社会・産業インフラ、モビリティなどの分野における高付加価値ソリューションの提供を通して、グローバルな事業展開を行っています(2023年3月期日立ハイテクグループ連結売上収益は6,742億円)。

 詳しくは、日立ハイテクのウェブサイト( https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/ )をご覧ください。

配信元企業:株式会社日立ハイテク

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