手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。11月11日(土)の放送では、11月6日(月)に東京・練馬区でおこなわれた「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練」の模様をお届けしました。


※写真はイメージです



11月6日(月)に、都営大江戸線練馬駅の周辺や練馬区立平成つつじ公園などの3会場で、東京都が指定している「緊急一時避難施設」を活用した初めての避難訓練がおこなわれ、住民60人が参加。今回は、Jアラートが発令された後の行動を確認しました。

弾道ミサイルが発射され、日本に落下・通過する可能性があるときは、政府がそのエリアの住民に向けて全国瞬時警報システムJアラート)を発令します。その際、区市町村防災無線などが自動的に起動し、屋外スピーカーから警報が流れるほか、携帯電話エリアメール緊急速報メールが配信される仕組みになっています。

しかし、弾道ミサイルは、発射から10分もしないうちに落下・通過する可能性があると言われています。そこで今回の避難訓練では、Jアラート発令後の行動“逃げる・離れる・隠れる”を確認した後、(Jアラート発令を想定して)施設の一室でガラス窓から離れる動作を実践したり、都営大江戸線練馬駅と公園の二手に分かれて、改札前までの避難と、その場で物陰に身を隠す訓練をおこないました。

今回の避難訓練に参加した60代男性は、「(参加する前は)“Jアラートがどのように鳴るのか”などの認識がなかったので、今回いろいろと体験できて良かったなと思います。また、実際にそういう事態に直面した場合、これまではどう動けば良いのか理解ができていませんでしたが、“身を隠す”“(窓のそばから)離れる”“地下に逃げる”などの基本的な行動を学ばせていただいたので、十分に(参加した)意義があったと思います」と感想を述べていました。

東京都では、Jアラートが聞こえたら、以下の行動をおこなうように呼びかけています。

<逃げる>
屋外にいる場合は、建物や地下に避難する。

<離れる>
窓のそばから離れ、外が見えない場所に移動する。

<隠れる>
建物などに逃げられなければ、物陰に隠れ、身を伏せて頭を守る。

東京都が指定している緊急一時避難施設は4,258ヵ所あります。あなたの町ではどこが指定されているのか、Jアラートが聞こえたらどのように行動すればよいのか、東京都防災ホームページ」で確認しておきましょう。

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11月11日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月19日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/
“Jアラート”が発令したら…東京・練馬区でおこなわれた「弾道ミサイルを想定した住民避難訓練」をレポート