過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)の11月10日配信回では、11月6日に解散を発表し、結成から約10年の歴史に終止符を打ったゾフィーが登壇し、上田航平とサイトウナオキはなぜ解散を決意したのか、ふたりが解散を決意した経緯と真相を深掘りし、解散が決定した今だからこそ言える本音や、それぞれが描く今後の展望を告白した、解散発表23日前に語られた「ゾフィー最終章」を公開した。

【写真】、ぜったいにゆずれない強い信念を語るゾフィーのサイトウナオキ

■「ゾフィー最終章」

番組オープニング、そろいの衣装に身を包んで神妙な面持ちで登場したゾフィーは、重大報告として「解散します」と発表すると、平成ノブシコブシ・吉村崇、井桁弘恵ら生徒たちは「えー!?」「マジかよ……」「ほんとに!?」と騒然となる。解散を切り出したのは上田だったと言い、解散を決めたのは「サイトウの酒と女遊びがひどすぎた」という理由からだと打ち明ける。

以前、本番組に出演した際も、サイトウの酒ぐせの悪さと女性関係についての苦労を語っていた上田だったが、今回、解散を決意したのには、サイトウの“女遊び”が「仕事に支障をきたすレベル」まできてしまったことが背景にあると明かした。

さらに、深刻な女性問題についてコンビで話しあうも、まったく聞く耳を持たなかったサイトウに、上田は解散を考えるようになる。その後、所属事務所に解散の意向を伝えると、マネージャーや仲の良い芸人が集まり、解散についての話しあいが行われ、8時間ほどの長い会議の末、最後に「酒をやめてゾフィーがんばるか、解散して酒飲むか、どうする?」と問いかけたところ、サイトウが「酒飲みたいです」と答えたことで、上田は「無理だなと思った」と解散を決意した経緯を語った。

一方、「私にも信念というものがあります」と切り出したサイトウが語った、ぜったいにゆずれない強い信念に、生徒一同、あ然とする。「これがなくなると、どうしても芸人をやる意味が見つからなかった」と明かしたサイトウの信念に、芸人たちは「コイツ、スゲェな」と度肝をぬかれていた。

そして、上田はこれまでのコンビの関係性をふり返り、解散理由は「方向性の違い」であると断言する。「キングオブコント2014」決勝進出後に生じたコンビ間での目標のすれ違い、ネタにストイックな上田に対し、「ネタ書く人が上だと思う」「“やらせてもらってる”と思ってたんで、自分の意見を言う発想にならなかった」という本音を話すことができなかったサイトウの思いなどが、赤裸々に打ち明けられていた。

■「まわりは言われるかもしれないよ?」

また、解散後のふたりの“これから”について、サイトウは「事務所を辞めて、居酒屋をメインにがんばりつつ、フリーのピン芸人としてがんばる」、上田は「アメリカに進出して、コントを書き続ける」と発表すると、上田の具体的に語った今後の展望や夢に、生徒たちが「スゴい」「いいね」と感心した一方、サイトウが描く未来に、上田は「友達として言うけど、どうなっちゃうの?」と心配し、「お前だけ、ボコボコにされるのはいいけど、まわりは言われるかもしれないよ? それは忘れないでほしい」と家族や身近な人たちに迷惑をかけないようにと念を押した。

そして番組終盤では、解散を決意した今だからこそ言える相方への想いをそれぞれ告白し「解散という選択肢も前向きではある」と語った上田と、「いろいろ足引っ張って、迷惑もかけた。これ以上、迷惑をかけられない」「俺が腹割って話せなかったせいで、こうなったと思う。それは本当にごめん」と懺悔したサイトウを、生徒一同も真剣な表情で見届けていた。解散を決意したコンビのリアルに迫った本編は、11月10日配信後7日間、無料視聴可能となっている。

ゾフィーが登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.