日本代表の森保一監督がケガ人続きのメンバーに言及した。

今月から2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選が始まる日本。16日にミャンマー代表をホームに迎え撃ち、21日にサウジアラビアシリア代表と対戦する。

まずはミャンマーとのホーム戦をしっかりと勝って弾みをつけたいところだが、不参加者および、離脱者が続出。会見の1時間前には三笘薫の負傷離脱がリリースされた。

呼んだ選手が揃わない状況で迎える初戦だが、森保監督は「普段の活動も含めて、アジアの戦いは想定外のことが起こると常に思いながら、現状に合わせて、柔軟に戦わないといけない」と語った。

そのなかで、「残念なところはあるが、まずは選手が一番思っていると思う。所属チームでしっかりと回復して充実したプレーができるよう願っている」とプレーが叶わなかった選手を慮った。

監督としても「チームとして最初に組もうとしたメンバー構成ができなかったり、招集した後のアクシデントが起きたりするのは痛い」と率直な思いを打ち明けたが、残る選手に信頼を示した。

「誰が出ても、組んでも機能する、そして勝つというのを準備してきた。出られない選手、招集できない選手がいるのは痛いが、“俺がやってやる”という強い気持ちと力を持った選手がいる。日本代表チームとして、常に100%の力を発揮できるように戦っていきたい」

「招集できなかったり、離脱したりはできることなら、ない方が良いが、これだけ多くの選手から選べるという層の厚さ、選手たちが普段から見せてくれている国内外でのパフォーマンスや、存在感に誇りを感じる」

そう自チームに自信をうかがわせる森保監督だが、三笘の離脱を受けて、左ウィングの人選がこの活動の注目どころに。「対応を考えている」と語り、その構想の一部を明らかにしている。

「これまでの戦いで左サイドをやっている選手はカタールW杯までなら、(南野)拓実がやっているし、直近の10月では(浅野)拓磨にもプレーしてもらっている」

「相馬(勇紀)に関してはここ数試合を左サイドからチームのなかでスタートしている。左サイドは色んな選択肢を持って考えたい。今日の練習で試した上で、明日のメンバーを最終的に決めたい」