株式会社エニトグループの下で、恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiai(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:小野澤香澄)は、独自調査や有識者取材を通じたデータを基に恋愛をひも解く「Omiai Report」を定期配信しています。

『結婚のリアル(前編)』では、15~39歳の未婚者を「婚活世代」、40~79歳の既婚者を「親・祖父母世代」として「結婚することそのもの」を中心に世代間の意識を明らかにしました。本号では、時代とともに変化してきた「夫婦の役割分担」や「結婚相手に期待する経済力」に関して調査します。

  • 経済低迷が変えた夫婦の役割分担、70代は約6割が「夫が稼ぎ、妻は家庭」、婚活世代は約8割が「共働き」を支持

時代とともに夫婦それぞれの役割はどのように変わってきたのでしょうか(グラフ8.)。親・祖父母世代のうち、70代は 57.0%が「夫が稼ぎ、妻は家庭」で、いわゆるサラリーマンの夫と専業主婦の世帯が多い世代でした。その多くが高度成長期の末期、1970年代に結婚しています。続く60代は1980年代のバブル期、50代は1990年代でバブル後の経済低迷期に結婚しています。長引く経済低迷で妻も仕事をするようになり、サラリーマンの夫と専業主婦の世帯は徐々に減って4 割弱となりました。2000年代に入ると経済低迷にくわえて、非正規雇用が拡大。この頃に結婚した40 代は7割が共働きで家計を支えています。

婚活世代は夫婦の役割分担をどのように考えているのでしょう(グラフ9.)。「夫が稼ぎ、妻は家庭」を約半数の49.5%が支持しつつ、共働きを「良い」「やや良い」と考える層が約8割(パート78.5%、フルタイム78.7%)であることがわかりました。経済低迷期を経験している40代から60代の親を持つ婚活世代にとって、共働きは当然のことなのかもしれません。

  • 男性も女性も、お相手の年収が気になる!?婚活世代の女性83.2%、男性45.2%が「お相手の年収を意識する」と回答

結婚を決めるにあたり、相手の経済力をどの程度意識しているのでしょうか(グラフ10.)。婚活世代のうち結婚したいと回答した335名に、「結婚相手の年収を意識するか」を聞いたところ、女性の83.2%、男性でも45.2%が「意識する」「やや意識する」と回答しました。共働きが当然の世代においては、男性も女性の年収を気にしているようです。なお、今は昔となりますが、親・祖父母世代は女性の48.0%、男性では10.0%が、相手の年収を「意識した」「やや意識した」と回答。ここでも時代により移り変わる結婚観を垣間見ることができました。

どうやら現代は、結婚にあたって男性も女性も相手の年収を意識する時代のようです。しかし、相手の年収を頼りにしてしまうのは、あまり良い考えではないかもしれません。親・祖父母世代に、「本気で離婚を考えたことがあるか」を聞いたところ(グラフ11.)、14.8%は「経済的に自立ができれば、実際に離婚したい」との回答でした。

裏を返すと、本気で離婚したいと考えていても、経済的に相手に依存している状態では我慢して結婚生活を続けざるを得ないことを示唆しています。 稼ぐ力を身に着けることは、自分の未来の選択肢を広げることでもあるようです。

  • 結婚はとても難しい時代?30代の87.0 %が「結婚は難しい」と回答

結婚という形式にこだわらない婚活世代は、制度やしきたりに縛られる結婚というカタチに困難を感じているのでしょうか。もしくは、長引く経済低迷により、男性も女性も結婚相手の経済力を気にせざるを得ない状況が、結婚を困難にしているのでしょうか。

結婚に対して、婚活世代を代表する声は「結婚は難しい」というものでした(グラフ12. )。30代の87.0 %、驚くこと に10代でも81.5%が結婚を「難しい」「やや難しい」と回答しました。

親・祖父母世代にも、「結婚当時に結婚することを難しいと感じていたか」を聞いたところ(グラフ13.)、50代以上では「難しい」「やや難しい」は3割以下でした。しかし、40代を見てみると、5割以上の52.0%が 「難しい」「やや難しい」と回答。夫婦の役割分担のアンケートでも(グラフ8.)、40代に大きな転機がありました。2000年代以降に結婚した40代、および現在の婚活世代には、「結婚は難しい」と感じている人が多いようです。

  • まとめ:結婚観のアップデートを!

婚活世代で結婚を希望する人が5割程度にとどまる現在、結婚という形式にこだわる必要性はなくなっています。なぜ結婚したくないか。理由のひとつとして「結婚というカタチに必要性を感じない」が挙げられます。フランスでは婚外子が6割を超えるなど、海外では事実婚が当たり前になりつつあり、日本でも容認する意見が多数となりました。我々は結婚観をアップデートする時期に来ているようです。

また、結婚には多分に経済的側面が影響していることがわかりました。経済が低迷を続けるなか、共働きが当然となり、男性も女性も結婚相手の年収を気にする時代となっています。また逆に、経済状況を理由に離婚に踏み切れないケースがあることもわかりました。もちろん、結婚というカタチに対する考え方や、相手の年収をどれだけ重視するかは、人それぞれ。だからこそ、出会いのフェーズで価値観のすり合わせがしやすいマッチングアプリが、この時代にフィットしているのかもしれません。自由に恋愛し、家庭を築きつつ、お互いが自立して暮らしていくために必要なことは何なのか。婚活世代をサポートするマッチングアプリ『Omiai』は、時代とともに移り変わる恋愛観、結婚観の調査を続け、Omiai Reportを通じてこれからも発信してまいります。

<調査概要>

婚活世代

調査名称:結婚観についてのアンケート

調査期間:2023年8月22日

調査対象:全国15~39歳の未婚男女 及び 40~79歳の既婚男女

調査数:未婚600名/既婚400名

調査方法:Webアンケート

親・祖父母世代

調査名称:結婚観についてのアンケート

調査期間:2023年8月22日8月23日

調査対象:全国、40~79 歳の既婚男女

調査数 :400名

調査方法:Webアンケート

Omiai Report」について

 これまでの出会いや恋愛にまつわる情報は、人の「感情」に起因する部分が大きいことから、実際の取材やデータなど、エビデンスを確立しているものが少なく、また、ある一定のターゲットやジャンルにセグメントされていることから、あらゆる世代、ジェンダーに発信するものは少ないように見受けられました。そのため「Omiai」は、こういった情報環境をより良いものにすべく、取材やデータ等のエビデンスに基づいた、より信頼性の高い情報を全世代の皆様に向け、提供してまいります。

URL:https://fb.omiai-jp.com/koipass/category/omiai-report

株式会社Omiai概要

社名:株式会社Omiai

英語社名:Omiai, Inc.

代表者:代表取締役CEO小野澤 香澄

本社所在地:東京都渋谷区恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー17F

運営開始日:2023年3月1日(※株式会社ネットマーケティングから会社分割により事業を承継した日)

事業内容:マッチングアプリ 『Omiai』の運営

主要株主:株式会社エニトグループ(100%)

URL:https://fb.omiai-jp.com/

■恋愛結婚をかなえるマッチングアプリ『Omiai』とは

Omiai』は、婚姻率低下や少子化といった社会課題を背景に、2012年2月に国内でサービス提供を開始した男女の出会いをサポートするマッチングアプリです。サービス開始以降、出逢いを探す多くの男女に支持され、これまでの累計会員数は900万人を超えました(*)。「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」に参画し、業界全体の活性化にも取り組んでいるほか、多くの方の幸せ探しに貢献できるよう、顧客に寄り添ったサービス運営を行ってまいります。*2023年2月時点

iTunes及びApp Store、Apple IDは、米国及びその他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

■株式会社エニトグループとは

マッチングアプリを提供する会社として大事にしている「縁(en)」と日本文化にある”人と人とをつなげる“「糸(ito)」を足し合わせた造語で株式会社エニトグループと社名を定めました。エニトグループは、ユーザー同士を繋ぐ「糸」として、多くの方の良縁を作ることを目的にマッチングアプリ『with』と『Omiai』の運営統括を行います。近い未来にマッチングアプリが出会いのインフラとなるよう、「安心・安全」に「自分に合った方と出会える」サービスを提供していきます。

社名:株式会社エニトグループ(旧株式会社withから2023年3月1日に社名変更)

英語社名:Enito Group, Inc.

代表者:代表取締役グループCEO小野澤 香澄

本社所在地:東京都渋谷区恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー17F

設立:2012年9月

事業内容:株式会社with及び株式会社Omiaiの運営統括

主要株主:Bain Capital Private Equity, LP、Tybourne Capital Management

配信元企業:株式会社エニトグループ

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