AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)は、経済産業省の2023年度「未来の教室」実証事業に採択されました。今年度は、「EdTechを利用した探究と教科学習の連動によるDX人材の育成モデル創出」に取組みます。

複数の教材・EdTechの組み合わせで学習環境を整備し

「知る」と「創る」を連動させたDX人材の育成成果を検証

時代の変化に伴い、近年DX人材や多様化する進路実現に向けた人材育成が求められています。そのためには、自ら考える力の習得や自己肯定感の醸成が不可欠であり、「知る」と「創る」を連動させる学習環境が必要です。そこですららネットでは、学習環境を作るために必要なこととして1.データ利活用による学ぶ意欲の向上、2.個別最適化による学び方の自由度・選択の自由度の向上、3.場所や時間を問わない新しい学び方による学習の効率化及び定着の向上の3点に着目しました。本実証では、複数の教材、EdTechを利用した運用に加え、ツールやアンケートを使って非認知スキルと思考力・表現力の評価まで行います。学習環境を整えることで、「知る」と「創る」が連動し、DX人材に繋がるベースとなるスキル等の醸成がされたかどうか検証します。

DX人材育成に必要不可欠な基礎学力と知識、素養と資質をICT教材の利用で養う

評価ツールの活用で活動効果をデータ化し効果測定まで

今回の実証事業では、三重県立の工業系高校を実証フィールドとし、三重県が目指すDX人材育成との連動を図ることで、継続的な事業化を目指します。

DX人材の育成には、ベースとなるスキル・経験・マインドが必要です。本実証では、当社のAIを搭載した主要5科目のICT教材「すらら」を利用して基礎学力の定着を、また「すらら」と探究学習専用ICT教材「すららSatellyzer」との組み合わせで、探究学習で学んだことをより深掘りしていく学習を自ら行えるようにすることで「知る」との連動を図ることができるかの2つの運用を実施します。

さらに、Institution for a Global Society株式会社のAIを活用した相互評価ツール「Ai GROW」により非認知能力を定量データ化し、また株式会社エデュテクノロジーのアンケートを用いた「思考力、表現力」の定量データ化と分析を通じて学習者の変容と有効な指導法を明確化することで、本事業の効果を測定します。

 最終的には、「創る」と「知る」の連動をするために必要な教員の体制・動き方・マインド、復習のICT教材の活用による生徒の変化や学力向上の測定結果、さらに工夫点や今後の課題について明示します。 

すららネットでは、DX人材の育成は全国的に必要なことであり、各省庁、自治体で、検討が進む分野であると考えています。本実証により、DX人材の育成モデルやスキームの確立を目指し、社会課題の解決に寄与していきたいと思います。

■「未来の教室」とは?

経済産業省は、「『未来の教室』ビジョン(2019年6月)」の実現を念頭に、様々な個性の子ども達が、未来を創る当事者(チェンジメイカー)になるための学習環境づくりを目指し、1.学びの探究化・STEAM化、2.学びの自律化・個別最適化、3.新しい学習基盤づくりを柱に、2018年度より実証事業に取り組んでいます。

「未来の教室」ってなに? (「未来の教室 ~learning innovation~」サイト) https://www.learning-innovation.go.jp/about/

■探究学習ICT教材「すらら Satellyzer」

探究学習で生徒自身に必要な基礎的な探究スキルとして、テーマに対する基本知識(課題への興味関心)、自分の考えを言語化してまとめる(論理力、語彙力)、メンバーと議論し内容を詰めていく(コミュニケーション力、思考フレームワーク)、この3点に着目しました。学習活動を行っていく中で、探究基礎スキルが自然に、確実に身につくプログラムの設計をしています。また先生に対しては、授業の事前準備の手間を省き、評価軸や評価方法の統一、探究学習で習得させるスキルの認識合わせができるよう指導マニュアルを完備しています。

NECスペーステクノロジー株式会社と共同開発し、宇宙というテーマを通じて、遠い世界と実生活とのつながりなど幅広い視野を持つ機会を生徒に提供するICT教材です。

http://surala.jp/school/service/satellyzer/

■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの学力に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の理解と定着をワンストップで実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができるのが特長で、学習塾をはじめ、小・中・高校、高等教育機関、放課後等デイサービスや個人学習等幅広い活用が広がっています。

■株式会社すららネット

すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,600校の学校、学習塾等42万人を超える児童生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場しました。

https://surala.jp/ 

配信元企業:株式会社 すららネット

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