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高性能版ゴルフ、改良間近 ヴァリアントも確認

ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、ゴルフRの改良新型を2024年に発売する見込みだ。今回、サーキットでテスト走行を行うプロトタイプが目撃された。

【画像】何が変わる? ゴルフ最強モデルに大幅アップデート【フォルクスワーゲン・ゴルフRのプロトタイプを写真で見る】 全19枚

ゴルフRは四輪駆動の高性能モデルで、第8世代の標準型ゴルフの大規模改良にあわせて、内外装を一新すると見られている。

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ニュルブルクリンクを走行するゴルフRとゴルフRヴァリアントプロトタイプ    AUTOCAR

2021年に登場した現行型ゴルフRは、フォルクスワーゲンおなじみのEA288型2.0L 4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力320ps、最大トルク42.8kg-mを発生する。改良でエンジンが強化されるかどうかは不明だが、今年初めに発売された特別仕様車ゴルフR 333の出力が333psにアップしていることを考えると、その可能性はある。

今回、ハッチバックのゴルフRとステーションワゴンのゴルフRヴァリアントの2台が、ニュルブルクリンクを周回する姿がカメラに収められた。スリムなヘッドライトの採用や、わずかに大きく見えるロアバンパーなど、エクステリアに手直しが入っていることが確認できる。

このプロトタイプは19インチのホイールを履いているように見える。写真ではわかりづらいが、現在パフォーマンス・パックで設定されている大型リアウィングとアクラポヴィッチ製チタンマフラーも装備されていた。

インテリアは大きく生まれ変わるだろう。フォルクスワーゲンは、ゴルフのインフォテインメント・システムが抱えている使い勝手と信頼性の問題を解決しようと動いている。

別の場所で目撃されたゴルフGTIのプロトタイプの写真を見ると、10.4インチのデジタルメーターディスプレイや、新しい12.9インチのタッチスクリーンが装備されていることがわかる。オプションでは15インチのインフォテインメント・スクリーンも設定される可能性が高い。

新型のパサートとティグアンでは、メニュー構造を簡素化するなど使い勝手を改善したというインフォテインメント・システムが搭載されている。また、エアコンとオーディオの音量調整用タッチセンサー式スライダーに照明を導入し、夜間でも扱いやすいようにした。

標準のゴルフの改良新型は来年初頭に登場する見込みだが、ゴルフRはその数か月後に登場する可能性が高い。

第8世代ゴルフはガソリンエンジンを搭載する最後の世代となり、続く第9世代はEV(電気自動車)となって2028年頃に登場する予定だ。


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