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結局、安く買ってもしっかり使い切れなかったら、お金を捨てていることと同じ

スーパーに行くと、その日の気分で食べたいものを買ってしまったり、見切り品を衝動買いしてしまったという経験は誰にでもあるのでは?

食材や総菜を買い込んでしまい、結局は使い切れずに捨てている人ほど、節約したいという気持ちが強い。

「結局、安く買ってもしっかり使い切れなかったら、お金を捨てていることと同じなのです」

と話すのは、買いすぎ体質から脱却して、月の食費を4分の1に減らすことに成功したカリスマ節約主婦の海老原葉月さん。

海老原さんも、以前は買ってきた食材を使い切れず、捨てたことも多かったそう。

「私は、お金があればあった分だけキレイに使ってしまう性格だと気が付いて、そこをうまく活用し、週の予算を決めるようにしました」

と、自分に合った節約術を始動。

毎週土曜日の集計で、予算内に収まったときは達成感を味わえて、来週も頑張ろうと意欲が湧いてくるのだとか。

「最初の週は、予算を多めに設定し、あとは少額で足りない食材を買う程度にとどめれば、つらくない節約術が自然に実践できちゃうんです」

予算額は行事などを見て、月初めに決定するという。

【1】1カ月の予算をしっかり分ける

「月初めに、2万円の予算を1週間ごとに振り分けることで、使いすぎ防止になります」と言う海老原さん。使ってしまう前に、目標金額を明確にすることが大事。

【2】買い物は週1でリスト化

海老原さんはiPhoneのメモ機能を使い、今まで使い切れた野菜や、子どもの好き嫌いを考慮した食材名をリスト化。約150種類があり、その週に買いたいものをチェックしていくだけ。

「紙に書いたり、毎回スマホにメモをしたりするのは時間のムダなので、私はチェックリストを作成して、それをベースに毎週活用しています。買いたいものに印をつけるだけ」

ここでは冷蔵庫を見ながら、同じものを買わないようにすることも忘れずに。買い物の時間を短縮するのも節約術のひとつ。

【3】割高でも使い切れる量を選ぶ

「大入り袋の野菜は、一見お得ですが、ダメにして捨てることも多いので、絶対に買いません。

消費期限の早い見切り品もほとんど買わない。買い物リストに入っている場合のみ、丸ごと買ってカットし、冷凍することもありますが、基本的には量が多いものは買いません」

と、捨てるくらいなら買わないという潔さ。

【4】食材からメニューを決める気まぐれ献立でストレスフリー

「一般的に、今日はカレーを食べよう! と決めてから買い出しに行くと思うのですが、私は逆で、じゃがいもと玉ねぎにんじんがあるからカレーにしようという献立の決め方なのです。

だから、足りない食材を買いに行く手間がかからなくてストレスがたまりません」

と話す海老原さんは、実は料理は得意ではないそうで、なるべく簡単につくれる献立にしているとか。

「手の込んだ料理はしません。いつも、炊飯器の早炊きコースでお米を炊くのですが、お米が炊けるまでに調理を終わらせるようにして、毎回、炊飯器と勝負しています」

と、日々の節約を楽しんでいる様子がうかがえる。

【5】野菜は保存袋に入れて長持ちさせる

買ってきた野菜は、なるべく新鮮な状態を保ちたい。海老原さんは、100円ショップでも手に入る鮮度保持袋に入れて冷蔵庫で保存。

にんじんの端っこは、数日ですぐに黒くなりますが、この袋に入れたら黒くならなかったんです。1週間で使い切るまでの間は、鮮度を保ってくれるので重宝しています」

【6】食品パッケージは、1つずつ分けて保存

複数個をテープなどでまとめて売っている納豆やベーコン、ハムなどは、買ってきたらすぐに1つずつ切り離して保存するようにしているそう。

「最初は、使うたびに切り離すのが面倒くさくて、そのせいで使うのを後回しにしていて、結局期限切れにして廃棄しちゃっていたんです。だからすぐに使えるようにあらかじめ切り離しておくことにしました。お買い得パックを買っても、捨ててしまったらお金を捨てていることになるので、習慣にしています」

【7】冷蔵庫に賞味期限切れファーストボックスを設ける

賞味期限が近い食材をまとめてボックスに入れておけば優先的に使えて、使い忘れがなくなる。

「献立を決めるとき、まずこのボックスを見てから考えます。そして食材をレシピサイトで検索し、食べたいものを決めてつくるので、このボックスは便利なんです。かさましや、あと一品欲しい時のお助け食材になりますよ」

まずは、しっかり予算を振り分けてそれを守ること。そして、これしかないから我慢するというのではなく、ゲーム感覚で行うこと。それにより、無理なく自然に節約術が身につくはずだ。 月8万円の食費を2万円に減らしたカリスマ節約主婦の「節約術」のポイントは「使い切ること」。すぐにまねできそうな7つのワザでムダなお金と時間をばっさりカットしよう。