ムロツヨシが主演する映画『身代わり忠臣蔵』より、本ポスターと予告が解禁。併せてテーマ曲が、東京スカパラダイスオーケストラの「The Last Ninja」に決定した。

【動画】<世紀の身代わりミッション>始まる! 映画『身代わり忠臣蔵』予告

 本作は、「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイデアが加わり生み出された土橋章宏の同名小説を映画化。大石内蔵助率いる忠義の赤穂浪士たちが、亡き殿・浅野内匠頭の敵である吉良上野介への討ち入りを成し遂げ、見事な最後を迎える国民的時代劇「忠臣蔵」が、新たな登場人物と共に令和の時代によみがえる。原作者の土橋を脚本に迎え、河合勇人監督とタッグ。時代劇映画を脈々と生み出し続けてきた東映京都撮影所が製作した。

 主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのはムロツヨシ。2役に挑むのは今作が初めてのムロは、性格が真逆の兄弟を巧みに演じ分け、時に皆が怖がる存在として威圧的に、もう一方では明るく熱く演じる。また、プライベートでもムロツヨシと親交が深く、映画としては20年ぶりの共演となる永山瑛太が相手役・大石内蔵助として参戦。「忠臣蔵」の要でありムロと敵対する役どころを演じる。

 そのほか、吉良邸に仕える侍女・桔梗役に川口春奈。吉良上野介にそっくりな弟の坊主・孝証に“身代わり”を持ちかけ、奔走する吉良家家老・斎藤役に林遣都。さらに、五代将軍・徳川綱吉役を北村一輝。徳川家の側用人・柳沢役を柄本明が演じる。

 この度本ポスターと予告が解禁。併せてテーマ曲が、東京スカパラダイスオーケストラの「The Last Ninja」に決定した。

 ポスターの手前には、兄・吉良上野介の死を隠すため<身代わりミッション>に挑む、坊主の孝証(ムロツヨシ)の姿が。うっすら微笑みを浮かべ、何かを企むような表情を浮かべている。彼の後ろでは、切腹となった藩主の仇を撃つため立ち上がった大石内蔵助(永山瑛太)が勇ましく剣を構え、吉良邸に仕える侍女・桔梗(川口春奈)が女神のような笑顔を見せている。その背後に大きく配置されているのは、首をかしげて、人をあざ笑うかのような表情を見せる、嫌われ者の旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)の姿。下には「バレたら打ち首、良くて切腹!崖っぷち坊主が挑む【世紀の身代わりミッション】」というキャッチコピーが添えられ、決して一筋縄では行かない「忠臣蔵」を予感させる、にぎやかなビジュアルに仕上がっている。

 予告は、嫌われ者の旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)が、江戸城内で、赤穂藩主に斬られる事件が勃発するところからスタート。上野介が死んだとなれば「一族の恥」、おまけに幕府の思惑によって、吉良家存亡の危機という最悪の状況に発展してしまう。危機感を募らせた吉良家家老・斎藤(林遣都)は、吉良上野介の弟・孝証(ムロツヨシ)へ「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“殿の身代わり”を懇願。得意げな孝証が「やってやるか!」と啖呵を切ったところから、“ニセモノの殿”による世紀の身代わりミッションが始まる。

 その後、遊郭に遊びに出かけた孝証は、あるサムライと出会い意気投合。だがそのサムライはまさかの“殿を狙うサムライ”大石内蔵助(永山瑛太)だった。さらに本来2人は敵同士だったが、ひょんなことから幕府をダマして討ち入りを阻止するため、まさかの共同戦線を張ることに。幕府に吉良家に赤穂藩も入り乱れるなか、果たして孝証は一世一代の大芝居をコンプリートできるのか。東京スカパラダイスオーケストラによるテーマ曲「The Last Ninja」が軽快に映像を盛り上げ、江戸中を巻き込んだ<世紀の身代わりミッション>の行方が気になるコミカルな予告となっている。

 映画『身代わり忠臣蔵』は、2024年2月9日より全国公開。

映画『身代わり忠臣蔵』本ポスタービジュアル (C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会