日本発のアーティストブック出版レーベル 《?(シンボル)》は、リリース第一弾となる、カナダサンダーベイ出身のアーティスト、マッド・ドッグ・ジョーンズ(MAD DOG JONES)『TIME MAY BECOME SLIPPERY...』の限定特装版の予約販売を、11月16日(木)より開始する。

《?(シンボル)》は、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)藤原ヒロシ主宰のフラグメントデザイン(fragment design)、世界的なアートギャラリー、ペロタン東京(PERROTIN TOKYO)などのプレス等を手掛けるPRエージェンシー・afumiが、2023年にスタートした出版レーベル。キュレーターに美術評論家の南條史生を迎え、『VICE Medeia Japan』を立ち上げた佐藤ビンゴと川口賢太郎、メディア作家の西條鉄太郎によって、物理的な世界におけるアートの文脈を後世まで残すことを目的に立ち上げられた。カスタマーが制作工程を把握できるよう、アーティストの発表から先行予約、さらにプロダクトリリースまでのロードマップをホームページ上で告知。1アーティストにつき通常版と作家ごとに内容が異なる改装版の2種類を発売するなど、アートそのものの価値を高める様々な試みを行う。

レーベルとしての記念すべき第一弾は、マッド・ドッグ・ジョーンズというアーティスト名で活動するミーシャ・ダウバックをピックアップ。トロントを拠点とする音楽コレクティブ「SIDEWAYS」を立ち上げ、数々のヒット作に携わると同時に、マルーン5コミッションワークや元カンパニー・フロウのエル・Pによるヒップホップデュオ、ラン・ザ・ジュエルズのアートワークなどを手掛けてアーティストとしての評価を確率。近年は、世界的なレーシングドライバー、ルイス・ハミルトンメルセデスF1チームのヘルメットや車体デザイン、さらに日本で浮世絵職人とのコラボレーションに取り組むなど、多岐に渡る活躍を見せている。

今回リリースされるアーティストブックは、前述の通り通常版と特装版を用意。通常版に先駆けてリリースされる50冊限定の特装版は、マッド・ドッグ・ジョーンズの世界観をパッケージに落とし込み、アートピースでもあるパイロン型のケースにアーティストブックを格納する形で販売される。通常、工事現場における規制を目的に設置されるパイロンだが、マッド・ドッグ・ジョーンズにとっては、自身の溢れ出す創造性の奔流を然るべき軌道に止めるための道標的なアイコンなのだという。

パイロンには作家によって一つずつ異なる装飾が施され、世界に同じものが一つとないスペシャルな仕上がりに。また、特典として本アーティストブックのデジタル証書となるNFT非代替性トークン)や、デバイス上でも楽しめる通常版のデジタルブックを用意。加えて、2024年1月18日までに購入すると、アーティストブックへの名前の記載も計画されている。

フィジカルならではの所有欲を満たすと共に、NFTアートの優位性やデジタルの利便性などすべて享受できるマッド・ドッグ・ジョーンズのアーティストブックは、《?(シンボル)》のオフィシャルサイトで購入できる。

マッド・ドッグ・ジョーンズ『TIME MAY BECOME SLIPPERY…』特装版
数量/50冊限定
ブックサイズ/A4変形
本の重量/2.5kg
プロダクトサイズ/H 75.3cm、W 44.3cm、D 44.3cm
プロダクトの重量/7.1kg
木箱のサイズ/H 86cm、W 55.4cm、D 55.4cm
総重量/19.4kg
特典/NFT認証、デジタルブック
価格/4,000 USドル

《?(シンボル)》オフィシャルサイト
URL/symbol.extreme-question.art

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