不和が報じられている英王室のヘンリー王子と兄のウィリアム皇太子ヘンリー王子が自叙伝『SPARE(原題)』を出版してから1年経つが、関係は改善するどころか悪化しているそうだ。

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 ヘンリー王子とメーガン妃のことを綴った暴露本『自由を求めて』の作者として知られるオミッド・スコビーが、11月28日(現地時間)に新著『Endgame(原題)』を発売する。これを前に、オミッドがヘンリー王子とウィリアム皇太子の関係について、PEOPLEに語った。

 王子は2020年に王室を離脱し、米カリフォルニア州に転居。離脱以来、自叙伝やインタビューで、家族との関係を赤裸々に明かしたことで、兄ウィリアム皇太子をはじめとする英王室メンバーとの関係が悪化したと伝えられていたが、オミッドによると、自叙伝発売から1年近く経つ今も、兄弟の関係は「少しも変化がない」そうで、むしろ悪化し、お互いに無関心になっているそうだ。

 「『SPARE』の出版は、ヘンリー王子が家族に向け、長年感じていたことを訴えかける最後の行為だったとみています。話し合いを持ち、感情をシェアする十分な機会を設けられなかったのは明らかです」とコメント。「かつては同じ方向を向いていた2人の男です。それが、片方は王室を守るため、成長しなければいけなかったのです」と語る。

 またオミッドは、王室としても2人の間に介入し和解を促す用意はないとみている。「初期の段階で、情報筋に話を聞きましたが、彼らはヘンリー王子を造反者と呼び、ウィリアム皇太子の立場で物事を見ていました」「王室内部から見ると、ヘンリー王子は君主制に対する脅威です。王室の許す範囲を超えて彼が自由に自分の考えを公にすることは、王室の敵とみなされます」と明かした。

 王室離脱後も、ヘンリー王子は祖母エリザベス女王の葬儀や父チャールズ国王の戴冠式出席のため、何度かイギリスに帰国している。チャールズ国王の誕生日には、電話でお祝いを述べたとも伝えられている。しかし、兄ウィリアム皇太子との間で、和解の場を設けたという話は伝わってきていない。

ヘンリー王子とウィリアム皇太子、関係修復はムリと関係者 (C)AFLO、(C)Zeta Image