モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。11月10日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「サッカー日本代表に注目! 2026年北中米W杯 アジア2次予選」。サッカージャーナリストの河治良幸さんに解説していただきました。

パーソナリティの吉田明世、ユージ



◆「アジア2次予選」いよいよスタート!

今月からスタートする「2026年北中米ワールドカップ・アジア2次予選」に向けて、日本サッカー協会11月8日、予選に挑む代表メンバー26人を発表しました。選出されたのは、先月までの試合に参加した顔ぶれが中心となりましたが、これまで不在だった三笘薫選手(※15日、日本サッカー協会JFA)はケガのため三笘選手の代表チーム離脱を発表)や鎌田大地選手、堂安律選手、相馬勇紀選手などもメンバーに戻りました。

ユージサッカージャーナリストの河治良幸さんにお話を伺います。まずは今月から始まる、3年後のワールドカップへの第一歩「アジア2次予選」について。

河治:アジア2次予選というのは、最終予選に進むためのステップのような形になるのですが、カタールワールドカップ後に8試合ぐらい親善試合をおこなってきて初めてのいわゆる「第2次森保ジャパン」と言われているチームとして臨む、最初の公式戦となります。

そこでしっかり勝ってスタートすることが、今後のアジアカップや2次予選の後にある最終予選にもつながっていくというところです。

これまでドイツ戦などいろいろありましたが、そういったことをしっかり公式戦のなかでまた試して勝っていくところのスタート試合になってきます。

吉田:「アジア2次予選」は、先月おこなわれた1次予選で勝ち上がってきた10チームに、日本をはじめとする26チームが加わり合計36チームが4チームずつ9つのグループに分かれて対戦。各グループの1位と2位のチームが最終予選進出となります。負けるわけにはいかない「アジア2次予選」。グループBに入った日本が戦うのは、シリア北朝鮮ミャンマーの3チームです!

カタールワールドカップと比べてチームはどう変化した?

ユージ:第2次森保ジャパンにとって、今回が最初の公式戦。ベスト16まで進んだカタールワールドカップのときと比べて、チームの強さはどうでしょうか?

河治:カタールワールドカップの頃よりは、確実に強くなっていると思います。それは理由が2つあって、まず森保監督の下でやるチームとして2つ目のサイクルに入って戦術的にも、そして選ばれているメンバーも大半がお互いの特徴を分かっているというところがあります。

もう1つは、個々が所属クラブでしっかり結果を出したり。成長して強くなっていることです。この個の力の集合体という意味で、総合値がカタールの頃より高くなり、そしてカタールを経験したことによって自信もついています。メンタル面、フィジカル面、戦術面。あらゆる面で当時より上がってきていると思います。

◆特に存在感を放つ選手は?

ユージカタールワールドカップのときよりも強くなっているという日本代表。そのなかでも、今ひときわ存在感を放っている選手の1人が、久保建英選手です。

河治:カタールワールドカップを経験した組のなかでは、(注目選手は)やはり久保建英選手。すごく挫折を味わいましたけど、そこから所属クラブのレアル・ソシエダでしっかり自信をつけながら、代表の中でも地位を上げて存在感を高めているというのがすごくあります。

それによって周りも引き出されて、久保建英選手を活かすためにはどうするかといったところも、ボランチの遠藤航選手や守田英正選手といった方たちが共有しながらチームとしてさらに高くなっているので、今の日本代表のシンボル的存在になっていけるのではないかなというところは期待しています。

久保建英選手だけではなくて、カタールワールドカップから久々に復帰してきた南野拓実選手もそうですし、誰か1人に頼ることよりも選手たちの相乗効果というところにも期待していきたいですね。

吉田久保建英選手は、現在スペインの「レアル・ソシエダ」に所属。攻撃の要として今やチームに欠かせない存在となって、チャンピオンズリーグでも大活躍。その実力が、日本代表にも還元されています。

そして南野拓実選手は、フランスの「ASモナコ」に所属。カタールワールドカップの前までは調子が安定しませんでしたが、今シーズン、監督が変わったことによってチームにフィット。個人としても成果を挙げて、日本代表への復帰を果たしています。

河治:そんなお二人の他にも、特に攻撃陣で注目したい選手がたくさんいます。
最近の所属クラブの活躍でいうと、やはり浅野拓磨選手が素晴らしいと思います。代表では結構大きな試合で点を取り、精力的な守備というところで評価されている一方でなかなか点が入らなかったり、ある種、批判的だったり浅野拓磨選手に疑問を持つファンも多かったのですが、今は所属クラブのボーフムでもすごく中心的な存在で欠かせない選手になってきています。1試合で2得点取っていたりもするので、どんどん自信をつけて前線でもファーストチョイスになりうるのかなと思っています。

その一方で、上田綺世選手、古橋亨梧選手、前田大然選手といった方々が刺激を受けて、いい意味で競争して今回入っていない選手たちからも突き上げが出てくるといいなと思います。

ユージ浅野拓磨選手、上田綺世選手、古橋亨梧選手、前田大然選手と、日本代表メンバーとしてもおなじみのフォワードの選手達の名前が挙がりました。第2次森保ジャパンにおいて、さらに磨きのかかったプレーに期待したいところです!

吉田:「2026年北中米ワールドカップ・アジア2次予選」日本代表の初戦は来週の11月16日(木)、大阪の「パナソニックスタジアム吹田」にて、ミャンマー代表と対戦。さらに11月21日(火)には、サウジアラビア(ジッダ)でシリア代表と戦います。

ユージ:3年後のワールドカップに向けて、これからますます強くなっていく日本代表を応援していきましょう!

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11月10日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月18日(土) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/
日本代表、W杯アジア予選初戦へ!「北中米ワールドカップ2026」アジア2次予選、いよいよスタート! チームの変化、注目選手をサッカージャーナリストが解説