本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)決勝戦関東大会は、準決勝で永瀬拓矢九段に勝利した藤井聡太JT杯覇者と、準決勝で渡辺明九段に勝利した糸谷哲郎八段の対決。藤井JT杯覇者は2年連続2回目、糸谷八段は初めての優勝を目指す。会場は東京都江東区東京ビッグサイト。公開対局として、事前抽選で当選した観戦者や同会場で開催される「テーブルマークこども大会」の参加者等の目の前で対局が繰り広げられる。またその模様は16時からABEMAでも生中継される。決勝戦生中継「ABEMA」URL  https://protect-u.mimecast.com/s/Sc0fCpR0YiAXzMLGFPrb9J?domain=abema.tv

■対局のみどころ

両者の対戦成績は、藤井JT杯覇者の6戦全勝。戦型は角換わりが4局、横歩取りが2局。角換わりの内容を見ると、相腰掛け銀、相早繰り銀、腰掛け銀対早繰り銀、糸谷八段の3三金型向かい飛車(阪田流向かい飛車)が各1局である。「JT杯」では今回初対戦となる。数字だけを見ると藤井JT杯覇者が断然有利に見えるが、超早指し戦の「JT杯」では何が起きるか分からない。今年の糸谷八段の「JT杯」での戦いは一回戦の相雁木戦、二回戦の雁木からの作戦、そして準決勝の右玉からの作戦など、どれも「糸谷ワールド」全開の指し回しを見せており、決勝に向けても何か作戦を用意しているはずだ。一方、藤井JT杯覇者は苦手と指摘されていた早指し棋戦は、昨年の「JT杯」優勝等で既に克服したと思えるが、糸谷八段が用意してくるであろう作戦に対して 「JT杯」の短い持ち時間の中で対応できるのか。ここが決勝戦最大のポイントである。藤井JT杯覇者の連覇か、糸谷八段の初優勝か。序盤から駆け引きの応酬が繰り広げられる今年の「JT杯」ファイナルは見逃せない。

■注目の対局を盛り上げるのはこの3人

大盤解説は今年5月まで日本将棋連盟の会長を務めた佐藤康光九段。昔AIが1億手読むと言われていた頃、それ以上の「1億と3手読む」とされ「緻密流」と称されていた。近年は常人が思いつかない一風変わった手を選ぶこととその剛腕ぶりから「丸太流」と呼ばれることもある。 「JT杯」2回の優勝経験がある康光流剛腕解説に注目だ。

(写真)左から 解説/佐藤康光 九段 聞き手/安食総子 女流二段 読み上げ/飯野 愛 女流初段

■「JTプロ公式戦」トーナメント

※タイトル・段位は2023年11月16日現在のものです。

■ABEMAでの生中継スケジュール

※放送開始時間は変更になる可能性があります。

■大会協賛趣旨(JTグループ)

こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。

ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。

JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。

■大会名義

主  催/ 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)

後  援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等

協  賛/ JT、テーブルマーク 

■大会情報

大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html

「JT杯」公式X(旧Twitter) https://twitter.com/jt_shogi

お問合せ

「将棋日本シリーズ」総合事務局 TEL/03-5166-0290 E-mail/info@jt-shogi.jp

〒104-6038東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟(株)I&S BBDO内

※「棋士の写真」や「各種調査データ」の提供等もいたします。

配信元企業:公益社団法人日本将棋連盟

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