USEN-NEXT GROUPの株式会社U-NEXT(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堤 天心)が運営する動画配信サービスU-NEXT」は、2023年11月4日(土)にU-NEXTオリジナルとして独占生配信した笑福亭鶴瓶による初の生配信番組『無学 鶴の間』のイベントレポートを公開いたします。

『無学 鶴の間』第18回のゲストは、ドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍し、鶴瓶とは2022年のドラマ「しずかちゃんとパパ」で共演している女優の木村多江。だが鶴瓶は、今回のトークゲストに驚きを隠せなかったようで「ドラマだって忙しいでしょ。しかもこういうところに……ここ寄席ですよ」と語るも、「うれしいです」と笑みを浮かべた木村。その言葉がにわかに信じがたかったのか「これ漫才ですよ」と念を押すも、木村は「うれしいですよ。どうも~」とサンパチマイクに近寄って“漫才風”にあいさつするなど、気さくな人柄で会場を魅了した。

 「しずかちゃんとパパ」は、ろう者の父・純介(鶴瓶)と、その父の耳代わり口代わりを務めてきた娘の静(吉岡里帆)の姿を明るく温かく描いたホームコメディ。そのドラマで木村は、純介が営む写真館に、卒業アルバム作成を依頼する小学校教員・鈴間さくらを演じている。客席に向かって「僕が好きになる人なんですよ」と紹介する鶴瓶だったが、木村は「そういう“役”でしたね」と涼しい顔。「なんで“役”って否定するんですか」とちょっぴり悔しそうな鶴瓶の姿に、会場は大きな笑いに包まれた。

 そんなドラマの撮影を「寒かったですね。小学校が板の間なので、手がかじかみましたね」としみじみ振り返った木村は、「わたし、高校3年生の時に手話のミュージカルをやっていたんですよ。手話で歌ったり踊ったりしていたんですが、でもそこからやってなくて。ちょうどもう一度習いたいなと思っていた時にこのお仕事が来たからうれしくて。手話を使う方たちと“手話べり”(手話のおしゃべり)がしたいから、また勉強しながら撮影したんですよね」と明かした。

 聴覚障がい者の父親という役を演じてみて「とにかく手話は大変だった」と語る鶴瓶だったが、木村が「鶴瓶さん、練習しないんですよね。もう本番が来ちゃうから、そろそろ練習しましょうとなって。わたしも横に座って、『鶴瓶さんがんばってください』と言うんですけど、ふと見たらもう寝てるんですよ。はやい! と思った」と暴露し、会場は大笑い。鶴瓶も「そんなことを言いに(「無学 鶴の間」に)来たの?。それでこのオファーを受けたんやな」と思わず苦笑いすることしきりだった。

 そんな木村の飾らない人柄に鶴瓶が「ここに来るくらいだからざっくばらんだし、なんやろうね……幸薄いんちゃうの?」とストレートな質問をぶつけるとドッと沸いた会場内。「それは役」と笑った木村は、「でもそういう役は本当にいっぱいやりました。ドラマのワンシーンで泣いて、犯罪を暴露するとか、病気で死んじゃうとか。どんだけ黒いリボンをかけられたか。ああ、生き残りたい、生き残りたいと思っていました。でもある映画で、生き残る役が来たんですよ。どんどんみんなが死んでいく中、最後にわたしだけが生き残ったんです。監督に『わたし生きてていいんですか?』と聞いたら、『いいんですよ』と言っていただいて。そこから生き残れる人生がはじまった」とぶちまけて会場は爆笑の渦に。

 そんな木村に対して「えらい迷惑をかけたよね」と語りかけた鶴瓶。すかさず木村が「わたしの前を通って、おならをしたりね」と明かすと会場は大笑い。「あれは誤解です」と釈明をはじめた鶴瓶は、「(娘の恋人になる圭一を演じる)中島裕翔に『お父さんと呼んでいいですか?』といわれるシーンがあって。そこで立って、ブーッと言わないといけないんですけど、この歳になったらスッと立つのって大変なんですよ。でも(木村が)真後ろに座っているなんて知らなかったから、立つときにブッとやってしまったんです」。

木村も「ちょうどお尻がこのあたり(顔)にね」とほがらかな笑顔で返すと、それがおかしくてしょうがないといった様子の鶴瓶が「あの時のひと言が良かった。“自由でいいですね”と。あの言葉は今でも忘れない」と振り返ると、「なんだか自由でいいなと思って。わたしもいつかそうなりたいな」と無邪気に返した木村。思わず鶴瓶が「木村多江がブッて。そんなんせんといて」と懇願してしまうひと幕もあった。

 さらに「昔からこんな顔なんですか?」と尋ねた鶴瓶に、「小さい時からかわいいとかきれいとか一回も言われたことない。個性的ねとか、コケティッシュねとか言われてきた。なんとか褒めてくれようとしてくれたのかな」と笑う木村。そこで鶴瓶が「でも今やアンニュイの代表的みたいな感じじゃないですか。役柄は変わってきてるでしょ?」と尋ねると、木村が「そうですね。だんだん生きられる役になってきて、その後も幸は薄いんだけど、若干仕返しができるようになってきて。復讐系になってきた。どっちかというと看取ったりとか、逆にそうやって生き残れるというか、生命力のある役になってきた」と語って会場を沸かせた。

 そんな中、「芸能人じゃない時から憧れてた人はいるの?」という鶴瓶の質問に木村は、2018年に逝去した樹木希林さんの名前を挙げる。「高校生の時に樹木さん主演の『台所の聖女』というドラマをやっていて。見終わった後に、声をあげて泣いちゃって。そんな風に身体が反応したのがはじめてだったので、なんてすごい人なんだろうと思った」と返答。「そこからひょんなことで舞台をやったり、ダンサーをやったりしていたんですけど、そんな時に映像もやることになって。その最初のドラマに樹木希林さんが出ていらしたんです。同じシーンはなかったんですけど、『あなた。おやつ食べなさい』とか言っていただいて。その次がアカデミー賞の最優秀主演女優賞をいただいた時で。その時に司会をやられていた樹木さんから賞をいただいたんです。本当にすてきな人でした」としみじみ。

 一方の鶴瓶は、樹木希林さんに対して忘れられない思い出があるという。まだ鶴瓶と樹木さんに面識がなかった頃、大の不動産好きで知られる樹木さんは、鶴瓶が大阪西宮に家を建てたといううわさを聞きつけ、突然家に訪ねてきたことがあったという。ピンポンチャイムを鳴らし、『樹木です。ちょっと見せてください』と言うや、鶴瓶の家をひとまわり見物して帰っていったといい、「俺が家に帰ったら、うちのやつが『樹木希林さん、家に来てたよ』って」と笑いながら振り返った鶴瓶は、「普通そんなことできる? あの人だからできるのよ」と感心した様子だった。

 樹木さんと鶴瓶はその後、1996年放送のドラマ「硝子のかけらたち」で共演することになる。そこで「家に来はったみたいですな」と鶴瓶が話しかけると、「そう、行ったよ。大きな家だけど土地は安そうね」「ほっとけ」。そんなやり取りをきっかけに「そっから仲良くなって。家にはうちの嫁の母も住んでたんですけど、『あんな大きな家なのに、なんかちょっと端隅にみんなで固まって住んでそうね』って。あの人はそんなことばかり言うてはんねん」と振り返った鶴瓶。だが鶴瓶は、樹木さんからかけられた「あんたが女優でなくて良かったよ。なんか嫉妬するのよ」という言葉がうれしかったという。「あの人の娘さん(内田也哉子)も、母がそう言ってたと教えてくれた」と鶴瓶が付け加えると、木村も「鶴瓶さんはお芝居が自然ですもんね」と納得した様子だった。

そんな楽しい時間もいよいよ終盤。「今日は楽しかったですね」というコメントを笑顔で残し、会場を後にした木村。後にひとり残った鶴瓶も「きれいし、明るいやろ。可愛い人やで。一緒にやってたら勘違いするわ。もちろん素敵なご主人がいてはるからあれやけど、好きになるやんか」と語るなど、すっかり木村に魅了された様子だった。

『無学 鶴の間』第18回 見逃し配信はこちら】

https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000003594

【番組公式X(旧Twitter)】

https://twitter.com/mugakutsurunoma

【『無学 鶴の間』(第18回)配信情報】

◆見逃し配信:配信中

※配信開始から一定期間経過後、見放題作品へ切替えて配信を継続する予定です。

◆出演 笑福亭鶴瓶、木村多江

◆会場 帝塚山無学

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