image:PhotoAC

デザインフェスタとは、来年で30周年を迎えるプロアマ問わず「自由に表現できる場」を提供するアートイベント。無審査ということもあり、表現者の方やそれを指示する方々で毎回大盛況となっています。デザフェスは出店条件を満たせば食品の販売も可能なのですが、今回は焼き菓子の販売店が出店、販売されたマフィンなどを食べて体調不良になる方が続出しているのは報じられている通りなのですが……。

デザフェスで食中毒騒ぎ、3000個のマフィンが……

あまりに拡散されており、テレビやSNSなどでは大騒ぎとなっております。2日間で3000個を売り上げたというマフィン、実際に食べたり食べようとした人からは「納豆の匂いがする」「ネバネバするんだけど」「とても人の食べるものではない」などという声も上がっています。

実際に体調不良にあわれた方も多いようで、腹痛などを訴えている人が多数。ちなみに健康への危険性の程度は「CLASSⅠ」とされております。その危険度は……

腸管出血性大腸菌に汚染された生食用野菜、ナチュラルチーズなど加熱せずに喫食する食品
ボツリヌス毒素に汚染された容器包装詰食品
アフラトキシン等発がん性物質に汚染された食品
・有毒魚(魚種不明フグ、シガテラ魚等)
・有毒植物(スイセン毒キノコ等)
・シール不良等により、腐敗、変敗した食品
・硬質異物が混入した食品(ガラス片、プラスチック 等)  など

上記のようになっており、生命の危険を感じる事案です。一部の脳天気な方は「拡散しても仕方ない」などと言っておりますが、とても放置できるレベルではありません……。

参考:厚生労働省「公開回収事案詳細」(リコール)

信じられないくらい、事後対応がガチで最悪だった……

そもそも以前よりカビだらけのタイルをInstagramに載せていたり、マフィンを18度設定のエアコンをかけた部屋(これも怪しいですが)5日間放置するなど、衛生観念の欠片もないのは事実。

そして既に削除されておりますが、当初は土日祝日除く10時~17時対応だとか、返金を「PayPay」でおこなうとしていたり、リコール受付を「ゆうパケットプラス」でとお願いしたりと、正気の沙汰とは思えぬ対応をされていました。

フリマサイトを利用していないのに、どうやって「ゆうパケットプラス」を使えと……。(既に該当Xのポストは削除済)

更には11月17日8時現在、お店のホームページに一切このことが記載されておりません……。命の危険すらある事件を起こしておきながら、発覚より数日してもホームページにすら記載しないとは、空いた口がふさがりません。

先述の通り「無意味に叩きすぎる」という声もなぜか一部で上がっていますが、逆に今回の件でなにかひとつでもやむを得ない理由があったでしょうか。商品の保管方法、事故後の対応を含めて即刻店舗を閉じるべき案件で、金輪際食品販売に携わってはならない人に思えますが……。

さらに、これにかこつけて「政治批判」に繋げている人がいるのですが、何が目的なのでしょうか。そもそも、この件と政治がどういう関係にあるのでしょうか。本当に疑問しかありません……どういうこと?

まずは食べてしまった方の回復を願うと同時に、二度とこのようなことが起こらないようにしっかりとした対応をお願いしたいものです。筆者も経験がありますが、食中毒って尾を引くんですよ……しばらく何も食べたくなくなりますから。

sourceデザインフェスタ「フードエリアにつきまして」



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デザフェスで販売されたマフィンの食中毒騒ぎ、事後対応があまりに酷くて大炎上不可避