タランチュラ

アメリカのデスバレー国立公園で、旅行中のキャンピングカーが衝突事故を起こした。その原因は、公園に生息する1匹のタランチュラにあったという。『BBC』『The Guardian』などの海外メディアが報じている。

 

■広い公園内で旅行者が事故

カリフォルニア州デスバレー国立公園の州道で、スイス人の夫婦が運転していたキャンピングカーと、24歳のカナダ人の乗ったバイクが接触事故を起こした。

同公園はFacebookに投稿した声明で、事故は10月28日、インヨー郡にある人里から遠く離れた砂漠地帯であるタウンパス東の州道で発生したと述べている。

 

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■急ブレーキの原因は…

夫婦は、同公園に生息するタランチュラとの接触を避けるために急ブレーキを踏んだものとみられており、後ろを走っていたバイクがこれに追突してしまった。

バイクの運転手は近くにあるパーランプデザートビュー病院に搬送されたが、状態は不明だという。その一方で、事故の原因にもなったタランチュラは、無事に事故現場から砂漠へと逃げ延びたようだ。

 

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■脚を広げるとかなりの大きさ

国立野生生物財団によると、タランチュラの体長は平均13センチで、脚を広げると最大で28センチにもなるという。

アメリカでは南西部のみで見られ、毛むくじゃらな外見と毒を使って獲物を捕食することから、恐ろしい印象を持たれがちだが、人間にとって致命的ではない。

大型のクモは動きが遅く、攻撃性が低いとも考えられているため、クモ愛好家の間でタランチュラは人気のペットにもなるそうだ。

 

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■クモだけではないかも

事故現場に立ち会った公園職員のマイク・レイノルズさんは、公園を訪れる旅行者に対して「急な坂道を下る際は徐行運転をするように」と訴えている。

また、同公園の道路は最近あった洪水被害の影響から抜け出しておらず、大小問わずさまざまな野生動物が通過する可能性があるため、重ねて注意をするよう訪問者に呼びかけているようだ。

1匹のタランチュラが事故の原因に? 旅行者のキャンピングカーとバイクが追突