12月5日深夜24時30分から放送スタートする『THE TRUTH』(テレビ東京系)。企画・主演を松田翔太が、総合演出・脚本を高崎卓馬氏が手掛ける新感覚ニュースショーが開幕する。
■新感覚ニュースショー
同ドラマは松田本人がMCを務める架空のニュースショー「THE TRUTH」を舞台に、“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫る。ニュースショーらしく豪華ゲストと様々な討論を繰り広げるコーナーや、「料理コーナー」「英会話コーナー」「街頭インタビュー」など様々な企画が登場。
ただ、どれもこれも一見すると役に立ちそうで役に立たない、役に立たなそうで役に立つシュールな内容のコーナーばかりだ。YouTuber vs 暴走族、番宣に来た俳優、若者からのざっくばらんな質問に答える俳優、見え隠れする番組の影のフィクサーなど。
混迷を極めるニュースショー「THE TRUTH」の行き着く先とは。そんな世界から炙り出される人間の本質(=THE TRUTH)に注目だ。
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■テレビの限界に挑戦
主演にはドラマ、映画、広告などで類まれなる存在感でマルチな活躍を見せる松田(テレ東ドラマ初出演、初主演)。同ドラマの企画を立ち上げ、自らキャスティングにも動き、同ドラマの世界観を作り上げている。
また総合演出・脚本にはクリエイター・オブ・ザ・イヤー賞や役所広司がカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したヴィム・ヴェンダース監督作品『PERFECT DAYS』で共同脚本を務めるなど、国内外で数々の輝かしい受賞歴があるクリエイター・高崎氏。
リアルな現実社会にリンクするような内容で、忖度と事情に縛られるテレビの限界に挑戦する。「ついてこれますか。おいていきますよ。」のキャッチコピー通り、テレ東の深夜ドラマらしいガツッと刺さるジャンル不問のコンテンツを展開する。
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■「僕たちはこれをやれた」
企画・主演を務めた松田からコメントが届いた。
松田:高崎さんの書く言葉や台詞はいつも僕に凄く響いて引っかかるものがあって、 言葉にできない世界やある一定のセンスの話を理解してくれる高崎さんといつか一緒に作品を作りたいと思っていました。ここ数年高崎さんとはずっとお話しさせて頂いていました。
企画としては僕の中にある、こういう物を作りたいという情熱や言葉にできない吐き出したい何かや感覚を一回言ってみたらどうなるんだろうという実験をしてみたかったんです。
思春期のころにみたコマーシャル、映画、雑誌、アニメなどの中でも自分が共感できる何かがあるモノが僕はずっと好きで、それを今回の作品に落とし込んでいくという、すごく繊細な作業をチーム全員でできたんじゃないかなと思います。
高崎さんとの出会い、今回の参加者全員との奇跡が重なり合ってできたと思っています。 色々な感想はあると思いますが、僕たちはこれをやれた、ということに凄く重要性を感じています。
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■「ついてこれますか。おいていきますよ。」は僕らへの言葉
松田:形にするまでが一番大変でしたが、この実験はここからが勝負。キービジュアルにもある「ついてこれますか。おいていきますよ。」という言葉は視聴者の皆様に言っているのではなく、制作している僕らへの言葉だと思っています。
僕の若いころにあった、深夜番組や海外の作品などさまざまなセンスの良い作品で思春期のあのときにしかない時間「暇な」時間を過ごして来ました。その暇な時間が今では何ものにも変えられない時間となっています。
新しい物を見たとき、これはなんだろう? という引っかかりがある、あの感覚を、視聴者の方にも感じて頂けたら嬉しいです。
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■「『ザ・深夜番組』をつくりました」
総合演出・脚本を担当した高崎氏のコメントがこちら。
高崎氏:松田翔太さんとのセッションは刺激的だった。撮影の直前までああでもないこうでもないと話しながら、本番になると笑いをこらえて何度泣いたことか。これだけの技術と存在感のあるゲストが集まってやる気がでないはずがない。
そういえば子供のころ、深夜のテレビは猛烈に妖しかった。知性と好奇心がうごめいていて大人だった。その感じを思い出して「ザ・深夜番組」をつくりました。
■「テレビはもっと自由であっていいはず」
番組プロデューサー・阿部真士氏からもコメントが届いている。
阿部氏:みんながみんな同じ方向を向いて作品を作っていないか…と、ここしばらくモヤモヤした気分でした。テレ東は60周年だし、ここでバシっと(予算は少ないけど)、懐の広さを見せてはどうか、「テレ東深夜ドラマ黄金期を再び!」的な想いで、松田翔太さんと高崎卓馬さんに暴れてもらいました。
手綱は握っていません。フリーハンドです。テレビはもっと自由であっていいはず。若いプロデューサーたちに怒られ方を見せようと思います。
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