北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の5試合が16日に行われた。

第4節ではアルゼンチン代表が4連勝を達成し首位独走の気配を見せていたが、第5節は今後の混戦を予感させる結果となった。

前節ペルー代表に勝利したアルゼンチン(勝ち点12)は、2勝1分け1敗の成績で2位につけるウルグアイ代表(勝ち点7)をホームに迎えた。

アルゼンチンリオネル・メッシを擁する3トップで臨んだ中、先に試合を動かしたのはダルウィン・ヌニェスを最前線に置くウルグアイ。41分、左サイドで粘ったマティアス・ビーニャがゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、ファーに走り込んだロナルド・アラウホがきっちりと決めきった。

ウルグアイ1点リードのまま終盤に突入すると、ヌニェスがカウンターからダメ押しゴールを決め勝負あり。前節のブラジル戦に続き強豪を下したウルグアイは、首位アルゼンチンとの勝ち点差を「2」に縮めている。

前節ネイマールが長期離脱の重傷を負った3位・ブラジル(勝ち点7)は、アウェイで5位のコロンビア代表(勝ち点6)と対戦。こちらも好カードとなった。

ヴィニシウス・ジュニオールロドリゴ・ゴエスのレアル・マドリーコンビが先発したブラジルは、試合開始早々の4分に先制。左サイドでボールを持ったガブリエウ・マルティネッリがヴィニシウスに預けると、2人のコンビネーションでボックス内へ侵入し、最後はリターンパスを受けたマルティネッリが右足で押し込んだ。

ところが、70分を過ぎるとコロンビアが反撃に出る。ルイス・ディアスが左からのクロスを頭で押し込み75分に同点とすると、その4分後にはハメス・ロドリゲスのクロスに再びディアスが合わせ、瞬く間に逆転。勝利したコロンビアは3位に浮上し、2連敗となったブラジルは5位へ転落した。

その他、4位のベネズエラ代表(勝ち点7)は6位のエクアドル代表(勝ち点4)とゴールレスドロー。7位につけるパラグアイ代表(勝ち点)も8位のチリ代表(勝ち点4)と勝ち点を分け合っている。

◆第5節結果
▽11/16
ボリビア代表 2-0 ペルー代表
ベネズエラ代表 0-0 エクアドル代表
コロンビア代表 2-1 ブラジル代表
アルゼンチン代表 0-2 ウルグアイ代表
チリ代表 0-0 パラグアイ代表

◆順位表
1.アルゼンチン代表(12/+5)
2.ウルグアイ代表(10/+5)
3.コロンビア代表(9/+2)
4.ベネズエラ代表(8/+3)
5.ブラジル代表(7/+2)
6.エクアドル代表(5/+1)
ーーーW杯出場ーーー
7.パラグアイ代表(5/-1)
ーーー大陸間POーーー
8.チリ代表(5/-3)
9.ボリビア代表(3/-7)
10.ペルー代表(1/-7)

※()内は勝ち点/得失
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