今回は2000年5月のデジタルカメラ市場を取り上げる。当時、BCNが収集していたデータによると、機種別で「IXY DIGITAL」が発売当月で首位を獲得。また、メーカー別の販売台数シェアでは、オリンパスが首位、0.1ポイント差で富士フイルムが追う形だった。

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 00年5月のデジタルカメラ機種別TOP10において、キヤノンIXY DIGITALが首位だった。同製品は00年年間を通しても販売台数は首位で、当時の弊社ニュースリリースでも取り上げており、「5月26日の発売と同時に人気が沸騰し、売り切れ販売店が続出、入荷待ちの状況にまでなった」と記載されている。2位と7位にはバンダイが発売した「C@mail」のブルーとグラファイトがランクイン。こうしたトイカメラもランキングの上位に入ってくる時代だった。

 一方、メーカー別シェアではオリンパスが17.9%を獲得して首位。2位には富士フイルムが0.1ポイント差で追走していた。オリンパスのCAMEDIAシリーズは機種別TOP10に3機種がランクインしたことが首位に貢献。富士フイルムはFinePixシリーズを展開していた。以下、ソニー(12.5%)、バンダイ(11.9%)、キヤノン(11.3%)と続いた。

デジタルカメラ 機種別販売台数TOP10(2000年5月)