小説家デビュー作『永遠の0』はミリオンセラー、『海賊と呼ばれた男』で第10回本屋大賞を受賞などベストセラー作家として活躍してきた百田尚樹氏は、最近では自ら立ち上げた政党、日本保守党の代表としても大いに注目を浴びています。X(旧ツイッター)でのフォロワー数が発足してすぐに自民党を抜いたという事実からは、オピニオンリーダーとしても根強い人気があることが伺えるのではないでしょうか。
 その百田氏が、この1年ほどの事件や騒動をもとに、ひたすら「あんたら、正気か?」「どう考えてもおかしいやろ!」と怒りのツッコミを入れまくった1冊が発売されます。

 タイトルは「大常識」。本書冒頭で、百田氏はこう述べています。

「今、日本から「常識」が急速に失われかけています。

 一昔前なら当たり前だったことが当たり前でなくなり、おかしなことがおかしいと言えない時代になっています」

 政治、LGBT法問題、いわゆるリベラル人権派、コロナワクチン等々、疑問に思いつつも物がいいづらいテーマにも百田氏は遠慮忖度一切抜きで斬り込んでいきます。

 賛同するもよし、反発するもよし。

 百田氏が全国民に「大いなる常識」を問いかける1冊です。

SNSの普及により、誰もが意見を表明しやすくなりました。一方で、あっという間に袋叩きにあうリスクも高くなりました。

 そのため以前よりも素朴な疑問や感想を口にすることにも用心が必要になっています。

LGBTの権利は大切だけれども、女性用トイレを生物学的な男性にまでオープンにしていいのだろうか」

「基本的人権を尊重するのは当然にしても、死刑囚がそれを声高に主張するのはおかしくないか」

「横暴な外国に対して、いつまでも“遺憾”と繰り返して意味があるのか」

「外国人が日本で土地を買い放題って危なくないか」

「コロナワクチンってそんなに全幅の信頼をして大丈夫なのか」

 こうした声はネット上ではよく見かける一方、名前と顔を出して言う場合には、それなりの覚悟が求められるようです。

 ベストセラー作家にして、人気ユーチューバーの顔も持ち、最近では「日本保守党」代表という新たな肩書も手にすることとなった百田尚樹氏は、こうしたデリケートな問題にも遠慮忖度一切抜きで自説を述べてきました。

 百田氏はこう述べています。

「毎日のニュースを見ていると、私たちが長い間共有していた『常識』が凄い勢いで崩壊していくのを感じます。これは言い換えれば、文化の崩壊です」

 

 現代を生きる私たちは、何を「常識」とすればいいのか。大事件から珍事件まで、あらゆるニュースを取り上げ、時に怒り、時に鋭くツッコみ、時に笑い飛ばしながら百田氏は論じていきます。

 自由に物が言えそうで、でも実は言えない。そんな空気に窮屈さを感じている方、必読の書です。

■書籍内容紹介

どう考えてもおかしいやろ。政治家は余計なことばかりしている。自称リベラルは多数の意見を踏みにじっている。人権派犯罪者のほうばかりを向いている。願うだけで平和が維持できると考えるバカがはびこっている。新型コロナワクチンの批判はタブーになり続けている。道徳心がない奴がのさばっている――非常識に満ちたこの世界に、今こそ必要なのは「大いなる常識」だ。ベストセラー作家が振るう怒りの鉄拳!

■著者紹介:百田尚樹

1956年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』(本屋大賞受賞)『モンスター』『大放言』『鋼のメンタル』『夏の騎士』等著書多数。

■書籍データ

【タイトル】『大常識』

【著者名】百田尚樹

【発売日】11月17日

【造本】新書版

【本体定価】880円(税込)

【ISBN】978‐4-10-611019‐1

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611019/

配信元企業:株式会社新潮社

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