谷口悟朗監督が贈るアニメ映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』の公開日が2024年1月5日に決定。本作より、地獄の逃走劇を描いたアクション満載の本予告が、本ビジュアルと共に解禁、主題歌はアツキタケトモが歌う「匿名奇謀」に決まった。また、小野友樹上田麗奈斉藤壮馬らキャスト陣も発表された。

【動画】『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』、壮絶な逃走劇を繰り広げるアクション満載の本予告

 本作は、『コードギアス』シリーズや『ONE PIECE FILM RED』を手掛けた谷口悟朗が原案・脚本・監督を務めるバイオレンスアクション映画。魔改造された「東京」を舞台に、改造人間となった男の壮絶で血みどろな逃走劇を描く。

 本予告には、生きる理由を見出せない虚無な改造人間キサラギが、一人の少女ルナルゥと共に駆け抜ける壮絶な逃走劇が描かれている。吸血鬼集団の王・転法輪(てんぽうりん)との激しいバトルシーンは必見。キャストボイスや主題歌も収められている。

 本ビジュアルには、キサラギとルナルゥが爆風に吹き飛ばされながら必死に逃げる瞬間が描かれており、崖の上には転法輪を筆頭とする吸血鬼集団の「不滅騎士団」やヤクザたちが追い詰めてきている。

 そして、キャラクターを演じる豪華キャストも一挙に発表された。

 主人公である改造人間キサラギ役に小野友樹、新宿クラスタに住む少女ルナルゥ役に上田麗奈、ルナルゥの兄クルス役に斉藤壮馬が決定。

 ほかにも、「不滅騎士団」の戦闘員であるジャミ役を内田雄馬、ララック役をゆきのさつき、ノノック役を倉田雅世、ザンザ役を福山潤、ゼッシュ役を置鮎龍太郎が演じ、ヤクザの組長ヤオハチ役を中谷一博キサラギたちの逃走をサポートする逃がし屋のエクア役を大橋彩香、フェレス役を高橋李依マルテース役を長縄まりあ、アルガ役を速水奨、ウルラ役を三木眞一郎、エム役を日高里菜が務める。そして、東京制覇をもくろむ「不滅騎士団」の長である転法輪を山寺宏一が演じる。

 キサラギ役の小野は「収録に際して、谷口監督からわざわざお手紙を頂きました。詳細は割愛させて頂きますが、ある意味で今まで培ってきた『技術』に頼らないで欲しい、という旨の内容とともに、『飢え』て欲しい、と。真に受けて、2日間ほど断食をして収録に臨みました」と収録を振り返る。

 ルナルゥ役の上田は「生きるってなんだろう、希望ってなんだろうと考えさせられるような今作を、ぜひじっくりと味わっていただきたいです」、クルス役・斉藤は「緻密に構築された世界観とキャラクターにわくわくしながら収録させていただきましたプレスコ収録でしたので、メリハリを出しつつもナチュラルに喋れるよう努めました」とコメントしている。

 アツキタケトモが歌う主題歌「匿名奇謀」は、絶望の中のあがきを歌詞に込めた激しいサウンドの楽曲で、本作の勢いをさらに加速させる。

 アニメ映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』は、2024年1月5日より全国公開。

 キャスト、主題歌アーティスト・アツキタケトモのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

キサラギ役・小野友樹

 映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』にてキサラギ役を演じさせて頂きます、小野友樹です。

 収録に際して、谷口監督からわざわざお手紙を頂きました。詳細は割愛させて頂きますが、ある意味で今まで培ってきた『技術』に頼らないで欲しい、という旨の内容とともに、『飢え』て欲しい、と。真に受けて、2日間ほど断食をして収録に臨みました。

 今までにない挑戦をさせて頂いた顛末を、是非とも見届けて頂けますと幸いです。

■ルナルゥ役・上田麗奈

外の世界」に憧れを抱くルナルゥですが、キサラギとの邂逅をきっかけに、彼女から見える世界はどんどんその色を変えていきます。生きるってなんだろう、希望ってなんだろうと考えさせられるような今作を、ぜひじっくりと味わっていただきたいです。

■クルス役・斉藤壮馬

 緻密に構築された世界観とキャラクターにわくわくしながら収録させていただきましたプレスコ収録でしたので、メリハリを出しつつもナチュラルに喋れるよう努めました。詳しくはぜひご覧いただきたいですが、クルスはめちゃくちゃいいキャラクターです! よろしくお願いいたします!

ジャミ役・内田雄馬

 この度、ジャミの声をやらせていただきました。感情表現の振り幅が大きく、たくさん汗をかきながら収録させていただきました。混沌とした世界の中で、ある意味純粋なジャミの行く末を見届けていただけたら嬉しいです。映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』をぜひご覧ください。

■ララック役・ゆきのさつき

 フリーダムな悪!を楽しく演じさせて頂きました。

 ハードボイルドで大人な作品に仕上がっていると思います。個人的なお気に入りは、「ありがとうの気持ちがめいっぱい込められた拳」です。どのシーンかは、観てのお楽しみ♪

■ノノック役・倉田雅世

 久しぶりの谷口作品、ということは、みっちり濃密な現場になるんだろうなとドキドキ…。

 やはり、熱い! 激熱! また、素晴らしい皆様とご一緒出来て光栄でした。私は、ララックと仲良く「うふふ」。どうぞお楽しみに。

■ザンザ役・福山潤

 ザンザ役の福山潤です。ハードなストーリーとアクションの中でエッセンスとして何か醸せていたら嬉しいです。収録はプレスコで行われたので完成がとても楽しみでした。多くの方に楽しんでいただけましたら幸いです。

■ゼッシュ役・置鮎龍太郎

 「改造人間」という響き、久しぶりに触れました。う〜ん、バイオレンスアクション〜♪ 主人公の特殊なボディを使った非人間的なアクションに、ワクワクが止まらず。あ、私は兄です! どんな兄かは是非直接お確かめを。プレスコでしたか!そういえば、尺は気にしなくていいと言われたような気がします(笑)。

■ヤオハチ役・中谷一博

 血で血を洗う逃走劇…。そこに登場する最凶な奴らの1人、ヤオハチ役で今回参戦させていただきます。プレスコ収録ならではの立体感、緊張感を是非とも劇場で体感してください!! きっと何度も、この作品を追いかけたくなるはずです! どうぞ、御期待ください!

■エクア役・大橋彩香

 今回、映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』でエクア役を担当させて頂きます、大橋彩香です。

 嶺内さんが演じられたエクアを大切に、そして今回はTVアニメとガラッと雰囲気も変わるので、新しい表情もとり入れて演じさせて頂きました。プレスコ収録だったので、完成した作品を見るのが今からとても楽しみです!!

■フェレス役・高橋李依

 私たち逃がし屋も、此度の劇場に参加させていただけることになりました! フェレスはガンウィザード感たっぷりに職人然とした姿をお届けしているのと、ウルラに至っては喋っています。そう。TVアニメでは、どこかすっとこどっこいな印象のあった逃がし屋ですが、今回のエスタブ世界においては先輩ポジションなんです。今作の行末を、ハードボイルドに見守っております!!

マルテース役・長縄まりあ

 映画でまた逃し屋にそしてマルテースに会えてとっても嬉しいです! TVアニメと同様に私たち逃がし屋、たくさん暴れさせていただきました!さらにパワーアップした迫力満点の映画の世界を存分に楽しんでください!

■アルガ役・速水奨

 TVシリーズも、大好きな作品でした。僕は、丸くて、ふわふわしたキャラクター(可愛いやつ)を演じてみたい!と、常日頃から言い続けていたので、念願叶い嬉しいです。ストーリーもキャラも、更にスケールアップした映画、お楽しみに。

■ウルラ役・三木眞一郎

 「逃がし屋」想いを遂げるための足枷になっているしがらみから逃がしてあげる。という意味の「逃がし屋」。ある意味、依頼主が想いを遂げるための手助けをしているのだと思っています。今までも、多くの想いの手助けをしてまいりましたが、今回はよりスケールアップして、皆さまにお届けいたします。レギュラーメンバー、ゲストの登場人物も合わせ、さまざまな想いを感じていただけましたら嬉しいです。

■エム役・日高里菜

 常にクライマックス!と言ってもいいほど激しいバトルシーンの連続で、手に汗握る展開が怒涛のごとく押し寄せます。わたしが演じさせていただくエムという役は「逃し屋」の一員で、チームの中では交渉人的ポジションです。

 『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』は大迫力のスクリーン、音響で観てほしい!と思えるそんな作品です。公開をお楽しみに!

■転法輪役・山寺宏一

 骨太なバイオレンスアクション大作であるこの作品に、重要な役で参加出来る事を嬉しく思います。全てにおいて優先すべきは民族の生存と言う転法輪。穏やかで冷静、しかし純粋すぎるが故に感じる恐ろしさを表現出来ればと思いました。能力を発動させると、ある変化があるのですが、演じていて面白かったです。あくまで1人の人物である事を忘れずに変化をつける事を目指しました。

 「エスタブライフ」から続く独特の世界観。その中で数奇な運命を背負った者達がどう生きるのか。是非劇場の大スクリーンで確かめて下さい!

■主題歌アーティスト・アツキタケトモ

 『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』の世界観をどう自分の音楽に落とし込むかを考えて、浮かんできたのは“Outsider”というキーワードでした。過去に楽曲タイトルにもしたことがありますが、僕は自分の音楽で社会への馴染めなさ、生きづらさ、それとどう向き合って生きていくかをテーマに表現していて、その核の部分がこの作品と共鳴して、今回「匿名奇謀」という楽曲が生まれました。絶望からどう這い上がるか、いやむしろ絶望の中で足掻いていくのか、そんな絶望の“果て”の物語です。僕の人生にとって初のアニメとのタイアップ、映画とのタイアップ楽曲でもあるので、映画館でどんな化学反応が起きるのか、今から楽しみで仕方ないです。

映画『BLOODY ESCAPE ‐地獄の逃走劇‐』本ビジュアル (C)2024 BLOODY ESCAPE製作委員会