FIFA U-17ワールドカップ(W杯)インドネシア2023で、U-17日本代表FW高岡伶颯が躍動している。

 同大会のグループステージで、U-17日本代表はU-17ポーランド代表、U-17アルゼンチン代表、U-17セネガル代表とともにグループDに入った。“死の組”とも称された同グループにおいてひときわ輝きを放ったのが、日章学園高校の高岡だった。

 初戦のU-17ポーランド代表戦では、高岡の1点が決勝ゴールとなって1-0で勝利。続くU-17アルゼンチン代表でチームは敗れたものの、高岡は一時1点差に詰め寄るゴールを決めた。そして、U-17セネガル代表では2ゴールを挙げて、2-0の勝利に大きく貢献。U-17日本代表は3大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。

 3戦連続4ゴールの高岡には、U-17W杯開催国であるインドネシアのメディアも大注目。『bolasport.com』は「衝撃のレントタカオカ」と見出しを打ち、途中出場から試合の流れを変えることが多い高岡を「U-17W杯で得点王に君臨するベンチウォーマー」と紹介した。

 また、同メディアは、高岡が前線からアグレッシブなプレスをかけ、相手守備陣を混乱に陥れる様を評価し、「日本で最も凶暴で小さなプレデター」と形容。次のように若武者を称賛した。

「165cmという小柄な身長でも、レントタカオカは空中戦を支配することができる。実際に、セネガル戦では右サイドからのクロスを正確なヘディングシュートにつなげた。また、彼は自身よりはるかに背の高いDFの間に、いとも簡単にもぐりこんでみせる。U-17W杯で最も猛威を振るう選手の1人である」

 U-17日本代表は20日、ラウンド16でU-17スペイン代表と対戦する。

ハイライト動画】高岡伶颯が日本を決勝Tに導く2発!

現時点でU17W杯得点王に君臨する高岡 [写真]=Getty Images