アイドルグループ・SUPER☆GiRLSスパガ)が6日、AKIBAカルチャーズ劇場にて「阿部夢梨プロデュース公演 ♡iDOL Street memory up♡」を開催した。12月末で卒業を控えているリーダー・阿部夢梨さんが、その直前にiDOL Streetの魅
力をたっぷりと伝えた公演、“先輩”のわーすたメンバー4人も応援に駆けつけ、会場を盛り上げた。

iDOL Street」はエイベックスのアイドルレーベルで、SUPER☆GiRLSはその第1弾アーティストとして2010年にメジャーデビューしている。夢梨さんは2015年、「iDOL Street」からメジャーデビューを目指す候補生「ストリート生」として加入。ストリート生内のユニット「トーキョー夢ぴよ組」のメンバーとして活動していた。当時ストリート生のライブイベントが数多く開催されていたのがAKIBAカルチャーズ劇場だ。

現在はストリート生の制度はなくなり、ストリート生を経験したスパガメンバーは今では夢梨さん一人となってしまったが、彼女の原点ともいえる会場で、最後に改めてiDOL Street楽曲の素晴らしさを後輩メンバーや現在のファンに伝えるべく開催された。

当時使われたオープニングSEに乗せて、スパガのエンブレムが光る可憐な制服衣装に身をつつんだメンバーたちが登場すると、場内は大きな歓声につつまれた。スパガメンバーの自己紹介ソング『恋してYES~これが私のアイドル道~』から、楽しさいっぱいの雰囲気でスタートしたライブ。前半は『絶対!LoveMagic』、『きっと For You!』、そしてトーキョー夢ぴよ組の『いわゆるアイドル』を夢梨さんが久々に歌唱、後輩メンバーたちとともにアイドルらしい可愛さ全開の歌声と振りで盛り上げた。

MCで「本日はiDOL Streetの懐かしい楽曲たちをたくさん披露させていただく公演となっています」と夢梨さん。客席を見渡し「なんだか懐かしい方がたくさんいらっしゃってるような、iDOL Streetのオタクの亡霊たちが見えています
けど(笑)」と毒舌トークで笑わせた。そして「“初めてiDOL Streetの楽曲を聴くよ”という人も楽しめるようなセットリストにしていますので、最後まで盛り上がってください!」とメッセージを送った。

スパガメンバーたちが一人ずつ自己紹介する中、最後の夢梨さん、「トーキョー夢ぴよ組の阿部夢梨です!」と元気に自己紹介し、大いにわかせた。

また後輩メンバーの中で唯一、トーキョー夢ぴよ組のライブを観たことがあるという柏綾菜さん。スパガ以前にもアイドル活動の経験のある彼女は、もともと夢梨さんのファンであることをインタビューなどでも公言していたが、アイドルとしてトーキョー夢ぴよ組のライブを観て勉強していたという。「そのときに観ていた曲を今日夢梨さんと一緒に踊れるというのがめっちゃエモくて!」と熱い思いを語っていた。

中盤では、iDOL Street第2弾アーティスト・Cheeky Paradeの『M.O.N.ST@R』、第3弾・GEMの『We're GEM!』で、一転カッコいいパフォーマンスで魅せたあと、満を持して第4弾・わーすたの楽曲へ。

ここで「ひみつ」とされていたスペシャルゲスト、わーすたの4人がステージに登場! 場内は大いにわいた。

夢梨さんも、わーすたのトレードマークである“ネコ耳”をつけてステージへ。5人で初期の代表曲『 いぬねこ。青春真っ盛り』を披露した。

スパガではリーダーで、最もキャリアの長い夢梨さんだが、わーすたの4人は彼女にとってストリート生の先輩。廣川奈々聖さんが「スパガのときはめちゃめちゃお姉さんなのに、ここにいると“超・妹”」、三品瑠香さんは「夢梨がリハのときに、私たちが先輩面しててしゃべってると、“これが心地いいんです”って……」と可愛い後輩について語ると、「一生後輩でいたい!この感じが気持ちいいんです」と、普段後輩たちを引っ張っている夢梨さんが“妹”“後輩”でいられることの安心感を表した。

2曲目に、わーすたメンバーが口々に「これは阿部夢梨をイメージして作った曲だなと思った」という『 最上級ぱらどっくす』を元気に披露。阿部さんは「私が卒業した後も、この曲を歌うときは私を思い出して」と笑顔で語った。

そしてスパガのメンバーたちが最新衣装に着替えて再び登場。『YOU & IDOL』に続いて、最新曲にして夢梨さん参加の最後のシングル『Heart Diamond』を披露。爽快感がありつつもエモーショナルな楽曲。最新のスパガの勢いもしっかりとアピールした。

ラストスパートは夢梨さんにとってスパガとしての節目となった楽曲たち、スパガ3期メンバーのデビュー曲『ラブサマ!!!』、初のセンターポジション曲『ナツカレ★バケーション』、ライブでは定番となっている『Summer Lemon』と人気の“夏スパガ”楽曲を連続で繰り出し、大きな盛り上がりの中、ステージは幕をおろした。

夢梨さんのiDOL Street活動をぎゅっと凝縮したような、笑顔あふれる公演。終演後SNSにて、「ストリート生ぶりにこの劇場に立たせていただいて卒業前に初心を思い返すことが出来ました ずっとここにいたいとも思えたし 悔いなく卒業できる!とも思えた 素敵な時間でした」「皆さんのおかげで素敵な思い出深い 最高のステージになりました…今日のことは一生忘れない! iDOL Streetのアイドルになれてよかった」と思いを綴った。

また後輩たちにも、「今までで1番の熱気を感じました、、! コールも何もかも凄かった… iDOL Streetの凄さを改めて 強く感じたライブでした」(田中想さん)、「改めて夢梨さんって、iDOL Streetって、皆さんって最強!そう思わされたライブでした」(鎌田彩樺さん)など、夢梨さんの思いがしっかり伝わっていたようだ。夢梨さんが卒業しても iDOL Street魂はしっかり継承されていく、それを実感させられた一夜となった。

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「阿部夢梨プロデュース公演 ♡iDOL Street memory up♡」より