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都心近郊では今月いっぱいは「ダイヤモンド富士」の観測チャンスです。富士山の見える所では、夕日が沈む頃の西の空に注目。ただし、晴れても見られるかどうかは気まぐれで、見られたら本当に運がいいと言えそうです。

都心近郊 今月いっぱい「ダイヤモンド富士」の観測チャンス

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都心近郊では、今月いっぱい「ダイヤモンド富士」の観測チャンスがあります。

きょう18日は、関東地方は晴れ間もありましたが、午後4時半頃に池袋サンシャイン60(東京都豊島区)から富士山方向を撮影した画像では、富士山周辺だけ雲がかかってしまい残念ながら見ることはできませんでした。(条件がよければ、今月14日の写真のように山頂近くに夕日が沈む様子が見られます。)

ダイヤモンド富士」とは、太陽と富士山の山頂が重なって太陽がダイヤモンドのように輝いて見える現象で、朝日が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間に見られるチャンスがあります。条件が揃わなければ見られない貴重な現象です。

いつみられる?条件は?

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今月末にかけて都心近郊で「ダイヤモンド富士」が見られる場所をまとました。

あす19日は、千葉県我孫子市の旧村川堅固別荘周辺の斜面緑地や古利根沼、東京都の善福寺公園などで見られるでしょう。このほか23日(勤労感謝の日)は東京都の都市農業公園、月末の28日~30日は埼玉県川口市荒川運動公園や荒川下流(戸田橋)などで観測チャンスがあります。

晴れた日の夕方に富士山の見える場所で西の空を眺めてみてはいかがでしょうか。東京都心の日の入り時刻は、あす19日は午後4時32分で、その先は少しずつ早まり30日は午後4時28分です。この時間よりも少し前が観測チャンスの時間になります。

晴れても見られるかは気まぐれ

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関東ではこの先はすっきりとした晴天が続くでしょう。空気が澄んで、「ダイヤモンド富士」にも期待が持てそうです。

ただ、晴れた日でも富士山周辺だけ気まぐれに雲が発生することがあります。特に気温の高い日は午後になると上昇気流が発生しやすく、山の周辺は雲が出てしまうこともしばしばです。晴れる予報の日でも、「ダイヤモンド富士」が見られるかどうかは、本当に運と言えるかもしれません。

晴れても気まぐれな「ダイヤモンド富士」 都心近郊で今月いっぱい観測チャンス