映画『エクソシスト 信じる者』より、クリス・マクニール VS 悪魔憑(つ)きの少女の因縁の対決シーンを切り取った本編映像が解禁された。

【動画】クリス・マクニールVS悪魔憑きの少女 映画『エクソシスト 信じる者』本編映像

 史上最恐のホラー映画として、その名を知らぬものはいないであろう金字塔『エクソシスト』(1974年日本公開)。一人の少女とその母親が体験する戦慄(せんりつ)の恐怖を圧倒的なリアリズムで描いた『エクソシスト』は、それまでのホラーの常識を覆し、全世界に一大ムーブメント巻き起こした。伝説の誕生から50年。本作は悪魔にとりつかれた2人の少女が呼び覚ます新たな恐怖を描いた。

 先日、日本での公開に先駆け全米で封切られた本作は、週末のオープニング成績が2649万7600ドルを突破し、初登場1位に輝いた。また全米と共に公開となった世界52のマーケットにおいても、イギリスメキシコスペイン等で1位を獲得した(Box Office Mojo調べ)。

 この度解禁されたのは、クリス・マクニール(エレン・バースティン)が悪魔にとりつかれてしまった少女キャサリンオリヴィア・オニール)と対面するシーン。ベッドの上で聖書を読みふけるキャサリンの顔にはすでに無垢(むく)な少女の面影はなく、悪魔にその身を支配され変わり果てた姿となっていた。

 そんなキャサリンに対し「私を覚えてる? 久しぶりだこと」と彼女にとりついた悪魔と面識がある様子で問いかけるクリスに、「リーガンを捜してるのか?」と不気味な笑みを見せるキャサリンクリスは50年前に悪魔払いを受けた実の娘リーガンと現在は生き別れの状態であるが、そのことさえも見透かされているかのよう。

 さらに悪魔は少女の声とは思えないほど恐ろしい声で「そうだと言え!」と激高したかと思えば、今度は「怖がらないで 力になるよ 居場所を教えてあげる お願いすればね」と、か弱いキャサリンの声に変化させてあおり立てる。

 そんな悪魔の揺さぶりにクリスが動じずにいると「リーガンに何が起きたか知りたくない? 地獄で焼かれてる!」とさらなる挑発をし、自身がとりついているキャサリンの体をベッドに激しく打ち付ける。悪魔の横暴に自我をあらわにし、苦しむ様子を見せるキャサリンクリスは「聖なる者たちの名において 愛する娘リーガンの名において命ずる この娘を解放せよ!」と悪魔払いを試みるのであった…。

 悪魔つきの恐ろしさが本映像でもはっきりと表現されているが、エレンは非常に難しい役を演じきったオリヴィア・オニールとリディア・ジュエット(もう1人の少女アンジェラ)と共演していく中で彼女らに一種の共感を覚えたようで、「自分の内に潜む巨大な力に乗っ取られてしまうというのはとてつもない恐怖よ。部屋に侵入されて誘拐されるのも恐ろしいけど、何かに憑りつかれて自分を支配されてしまうなんて、それ以上に恐ろしいことはないわ」と、50年前にも同じことを経験した彼女だからこそ説得力があるコメントを残している。

 映画『エクソシスト 信じる者』は、12月1日より全国公開。

映画『エクソシスト 信じる者』場面写真 (C)Universal Studios. All Rights Reserved.