悩み・我慢

いきなり「女として生きていくことにした」と宣言した父親。娘は「幸せになってほしい」と思いながらも、気持ちを整理できずにいる。

 

■父親の告白に困惑

海外で幼い子3人(7、3、2)を育てる女性(30)の父親は、半年前に妻と死別。悲しみに暮れる一方で、意外な決断を下していたことを女性に告白した。

「お父さんは、トランスジェンダー女性なんだ」。そう言われて驚く女性に対し、父親はさらに「性別適合手術を受ける予定だ」と告げた。

女性には計6人の兄弟・姉妹がいるが、まだこの事実を知らされていない。一番に秘密を知って動揺した女性は、どう反応すべきなのかも分からなかった。

 

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■複雑な気持ちに揺れる娘

父親はセラピーに通い、「トランスジェンダーである」と診断されたとも告白。近いうちに女性として再出発する決意は固いようだ。

大事な存在だからこそ、幸せになってほしいと心から思う。ただ父親にとって孫にあたる子供たちに、どう説明したらいいのかが分からない。「父親」を失う寂しさもあって混乱しているという女性が、ネット掲示板『Reddit』に投稿して助言を求めた。

 

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■「親」に変わりはない

投稿を読んだユーザーらは、「男親」「女親」という分類にこだわる必要はないと指摘。「別人になるわけではない」「よりハッピーな親になるのだから、あなたにとっても良いことだと思う」と書き込んでいる人もいる。

また、女性の子供たちが幼い点については「かえって良かった」というコメントが多く、女性の父親を批判する声はほぼなかった。

 

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■元男性からのアドバイスも

「子育ての途中に女性として生きることを決めた」という元男性のユーザーは、子供に「男の子と女の子がいるでしょう」「男の子だけど女の子でもある。そう感じる人もいるのよ」と説明。子供の質問・疑問には、正直に向き合ったとコメントしている。

人生の後半でカミングアウトし、トランスジェンダーとして生きる人もいる。父親が母親として生きることを決意するケース、父親として生きる元女性が出産するケースなども増えているようだ。

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