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増田貴久NEWS)が主演を務めるミュージカル「20世紀号に乗って」が2024年3月に東京・東急シアターオーブ、4月に大阪・オリックス劇場で上演される。

【写真】「ハウ・トゥー・サクシード」で海外ミュージカル初挑戦となった増田貴久

「20世紀号に乗って」は1978年にブロードウェイで上演され、トニー賞5部門を制覇したブロードウェイミュージカルの金字塔ともいえる作品。日本では2019年に宝塚歌劇団で上演されて以来、約5年ぶりの上演となる。舞台は世界恐慌を脱出した1930年代初頭のアメリカ。主人公の舞台演出家兼プロデューサーであるオスカー・ジャフィは、自身が大女優に育てた元恋人のリリーガーランドを再び舞台に立たせようと目論む。今作の演出はクリス・ベイリーが手がける。

増田はオスカー役で出演。2020、2021年に上演された「ハウ・トゥー・サクシード」でも演出のクリスタッグを組んでいる。彼は前作でのクリスの演出を「ある曲の振付を実際に自分で踊って見せてくださった」「そんなクリスに少しでも近づきたいと、実演してくださったところを撮影して何度も見返していた」と回想し、今作について「いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の『20世紀号に乗って』を届けたいです」とコメントしている。

なおヒロインのリリー役は珠城りょうオスカーのマネージャーであるオリバー・ウェッブ役は小野田龍之介、宣伝担当のオーエンオマリー役は上川一哉リリーの新しい恋人であるブルース・グラニット役は渡辺大輔オスカーのスポンサーを買って出るレティシアプリムローズ役は戸田恵子が務める。

増田貴久 コメント

「ハウ・トゥー・サクシード」のチームとまたご一緒できると聞いて、作品名を聞く前から「やりたい!」と即答してしまいました(笑)。前回がとても楽しかったので今からワクワクしています。
クリスとは「ハウ・トゥー・サクシード」で2回ご一緒して以来となります。前回演出の中で、ある曲の振付を実際に自分で踊って見せてくださったことがあって、見ていたキャストもスタッフもスタンディングオベーションするくらい素晴らしかったことがすごく印象に残っています。かわいらしくてかっこよくて、そんなクリスに少しでも近づきたいと、実演してくださったところを撮影して何度も見返していたことも思い出します。
この作品は、すごく長い間愛され続けていてこれまでにたくさんの方が演じてきた作品だと思います。作品の元々のファンの方にも、今回初めて観てくださる方にも、いつの時代も変わらず大切なこと、忘れてはいけないことを守りながら今の「20世紀号に乗って」を届けたいですし、この作品はコメディなので、何も考えず笑って、楽しい時間を過ごしてもらいたいです。
ぜひ劇場に笑いに来てください! お待ちしています。

クリス・ベイリー コメント

増田さんをはじめとする才能あふれる日本のキャストの皆さんと新たなプロダクションでご一緒できることがとても楽しみです。日本が創作活動をするのに素晴らしい場所である理由はたくさんありますが、(ご飯が美味しいという事以外でも!)特筆すべきは役者たちの創作活動に対する情熱です。彼らは言葉を単に英語から日本語にするだけではなく、アメリカン・ミュージカル・シアターのエッセンスを取り入れながら日米両国の歴史 / 文化的背景を汲み取り、作品として成立させていきます。そういった部分もお楽しみいただきたいです。
前回来日した「ハウ・トゥー・サクシード」からしばらく経ちましたが、増田さんは確実にこの作品に楽しさと輝きを与えてくれると期待しています。彼の豊富な経験、才能、技術によって私たちはオスカー・ジャフィという役の本質やユーモアをみつけていくプロセスを存分に楽しんでいけると思います。私は彼から溢れ出すエネルギーを感じられる稽古場での時間が恋しいです。疲れ知らずのエネルギーや、作品への向き合い方は大変素晴らしく模範的でカンパニーを牽引してくれました。また、前作ではたくさんのダンスを見事にこなしましたので、今回の作品でも彼のダンススキルを存分に発揮できる瞬間をできるだけ見つけていこうと思います。
観客のみなさまには今回の全く新たなショーを通して増田さんの新たな一面をお楽しみいただきたいです。私たちは皆さんを驚かせ、笑わせ、単なる列車の旅以上のものにできると思います。そしてすべての素晴らしい列車の旅のようにチケットを手に取って、旅を楽しみ、ショーが始まる時とは全く違う素晴らしい場所に連れていけることを願っています。

ミュージカル「20世紀号に乗って」

2024年3月12日(火)~31日(日)東京都 東急シアターオーブ
2024年4月5日(金)~10日(水)大阪府 オリックス劇場

増田貴久(NEWS)