愛するペットとの別れは、人生で最も心を揺さぶられる出来事の1つだ。だが別れがあるように出会いもある。その出会いが運命に導かれていることもある。
動物保護施設に7年もの間、家族を待ち続けていた犬がいた。だが施設スタッフはあきらめず、里親募集をし続け、家族を探し続けた。
するとある女性から「その犬に興味があります」と1通のメールが届く。女性は数か月前に愛犬を亡くし、ようやく心の準備ができて新たな家族を迎え入れる準備が整ったという。
女性は犬に面会するために施設を訪れた瞬間涙を流した。7年施設暮らしをしていたその犬は、女性が施設に寄付した亡き愛犬のバンダナを身に着けていたのだ。
written by parumo
アメリカ、ペンシルベニア州にある「アニマル・リソース・センター」には、エラというメスのピットブルが7年間もの長い間新しい家族を待ち続けていたが、なかなか引き取り手が現れなかった。
しかし、施設のスタッフはなんとかエラの家族を探すべく、地域やネットを介して里親募集をし続けた。
そしてついに待ち望んでいたメールが届いた。ケイトリンさんという女性からで「エラを養子にしたい」という内容だった。
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ケイトリンさんは数か月前に最愛の犬ジョーを亡くたが、心の整理がつき新しい犬を迎え入れる準備ができたという。
ケイトリンさんはエラと面会するために施設を訪れた。
エラは見知らぬ人に対して恐怖を感じることがあり、ケイトリンさんに心を許すまでに何回も訪問してもらう必要があるだろうとスタッフは考えていた。
エラは偶然にもケイトリンさんの亡き愛犬のバンダナを身に着けていた
ところがスタッフは、ケイトリンさんが初めてエラを見た瞬間に涙ぐんでいることに気が付いた。
ケイトリンさんは、スタッフにバンダナをつけた愛犬のジョーの写真を見せこう語った。
エラが今着けているこのバンダナはジョーのものなんです。ジョーが亡くなったとき彼の物は全部ここに寄付したのです
施設には現在約20匹の犬がいるが、ケイトリンさんが面会したこの日、たまたまエラが彼女の亡き愛犬のバンダナを身に着けていたというのはある種の運命だろう。
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まるでジョーが「次に家族にするならこの子にして」とケイトリンさんに伝えているかのように感じたという。
エラは永遠の家族として迎え入れられる。
エラは7年間もの長い間永遠の家を待っていた。そしてついにその家を見つけたのだ。
施設の里親募集を見て、最初にピンときたのはケイトリンさんだったが、実は亡きジョーの導きだったのかもしれない。
「バンダナはジョーによる承認の印だったと思う」とケイトリンさんは語った
ケイトリンさんはすぐにエラの里親になる手続きを済ませ、エラを引き取っていった。
ジョーによる運命のバンダナはエラへと渡され、永遠の家族を得ることができたエラ。現在彼女は幸せに暮らしているという。
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