マンチェスター・ユナイテッドを退団し、現在無所属の元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが、アル・ナスルからの高額オファーを拒否したようだ。18日、イギリス紙『ザ・サン』が報じている。

 現在33歳のデ・ヘアは、アトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2009年にトップチームデビュー。2011年夏にマンチェスター・ユナイテッドへと加入すると、長年に渡り不動の守護神として活躍し、公式戦通算545試合に出場した。しかし、今夏にクラブから減額が条件の新契約を提示されたことで契約延長交渉は難航。今年6月30日に契約満了を迎えると、7月8日に退団が正式に発表された。

 サウジアラビアカタールなどの中東クラブからオファーが届いているとされながら、いまだに無所属の状態が続いているデ・ヘア。同紙によると、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍するアル・ナスルから、週給50万ポンド(約9300万円)の高額オファーを提示されたものの、妻であるエドゥルネさんの意向により拒否したようだ。

 また、昨シーズンまでプレーしていたマンチェスター・ユナイテッドに、短期間のレンタル移籍で復帰する可能性も指摘。正守護神であるカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、来年1月に開幕となるアフリカネーションズカップによって離脱する可能性があると伝え、現在もデ・ヘアがマンチェスター周辺で目撃されていることを理由に、短期的な復帰を求められる可能性があると報じている。

無所属の状態が続いているデ・ヘア [写真]=Getty Images