福祉用具レンタル・販売事業を行う株式会社ヤマシタ(本社:静岡県島田市、代表取締役社長:山下 和洋、以下「ヤマシタ」)の子会社で、中国において福祉用具のレンタル・販売事業を行う山下福至(上海)健康管理有限公司(本社:中国上海市普陀区、董事長:山下和洋、以下「山下福至」)は、株式会社幸和製作所(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:玉田秀明、以下「幸和製作所」)の子会社である東莞幸和家庭日用品有限公司(本社:中国東莞市東城区、董事長:東明、以下「東莞幸和家庭日用品」)と介護用品ブランド「TacaoF」製品の中国国内における販売の総代理店契約を締結しました。

中国では日本と同様に少子高齢化が加速しており、2035年前後には60歳以上の高齢者人口が4億人を超えると予測されています。また、老後を自宅で暮らす人が90%、地域のコミュニティ(「社区」)を基盤に過ごす人が7%、施設に入所する人が3%という意味の「9073」モデルを中心に据えており、特に在宅介護の需要は今後急拡大することが予想されます。しかし、日本のケアマネジャーのような専門職がおらず、在宅介護のニーズに対して充分なサービスが提供されていないのが現状です。

  • ヤマシタの中国展開

ヤマシタは、2020年より中国上海市で日中合弁会社「山下福至(上海)健康管理有限公司」を設立、2023年8月からは天津市でテスト事業を始めるなど、中国国内で福祉用具レンタル事業や介護リフォーム事業を拡大しています。介護ベッドや車いすといった高価な介護用品を政府の補助を受けながらレンタルすること、少ない月々の負担額で利用できる日本式のサービスを提供しています。

また、2022年11月には中国・上海にて開催された「第五回中国国際輸入博覧会(CIIE2022)」に出展し、日本の介護用品メーカー十数社の商品を中国の政府やメディア、バイヤー向けに紹介するなど、日本メーカーの介護用品および、日本モデルの福祉用具レンタル・販売サービスの中国国内での普及活動を行っています。

  • 今回の中国における総代理店契約の背景と狙い

中国国内における販売の総代理店契約を締結した幸和製作所の介護用品ブランド「TacaoF」は、中国で展開する日本の介護用品メーカーのなかでもブランド力があります。また、入浴用いすであれば、防カビ加工や片手で簡単にワンタッチで折り畳めることや、素肌でも安心して使える座面の素材やデザインになっているなど機能性も優れているほか、製造から出荷までの工程において日本の安全性基準を満たす高い品質管理を実施しています。

山下福至は、今後、既存の販路に加え、地域代理店の拡大やオンライン販売店の販路拡大を目指します。さらに、「TacaoF」のラインアップは、歩行補助用品や入浴補助用品などの比較的廉価な介護用品がメインで、高額な介護用品と比較して販売に適しています。高価格帯のレンタルに加え、比較的廉価な介護用品のユーザーへの直販を強化することで、在宅介護を受ける方々へのサービス充実を図ります。

  • 山下福至(上海)健康管理有限公司について

社名:山下福至(上海)健康管理有限公司

代表者の氏名:董事長 山下和洋

資本金:1975万人民元

所在地:上海市普陀区金沙江路1518

設立:2020年1月

合弁相手先:上海福至実業有限公司

事業内容:福祉用具レンタル・販売事業、住宅改修事業

  • 株式会社ヤマシタについて

1963年の創業以来「正しく生きる、豊かに生きる」を企業理念に掲げ、リネンサプライ、介護用品レンタル・販売の両事業で業界大手のポジションを確立。従業員の仕事のやりがいと顧客の体験価値を相互に高め合う好循環を強みに、2030年に850億円の売上目標を掲げている。DXにも注力しており、既存事業×テクノロジーによってサービス品質と生産性を向上させながら、周辺の事業領域や海外にも進出。業界再編と高付加価値化の実現に挑戦することで非連続な成長を成し遂げ、2050年には売上高1兆円を目指す。

(会社概要)

所在地:本社:静岡県島田市中河 737

東京本部:東京都港区港南二丁目15番3号品川インターシティC棟8階

設立:1963年3月6日

代表者:代表取締役社長 山下和洋

事業内容:福祉用具レンタル・販売、居宅介護支援事業、リネンサプライ事業等

売上高:268.0億円(2023年3月期)

従業員数:2420名(2023年3月末日時点)

URL:https://www.yco.co.jp/

配信元企業:株式会社ヤマシタ

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