奈良市日本郵便株式会社、一般社団法人Local Coop大和高原の3者は、令和5年11月20日から同年12月22日までの約1か月間、日本郵便株式会社の地域内配送サービス「ぽすちょこ便」を活用し、月ヶ瀬地区の特産品の、市街地の飲食店への流通を促進する新たなサービス『大和高原直送便』の実証実験を開始します。

月ヶ瀬地区では、季節の旬の野菜や大和茶、梅干ししいたけなどの特産品を直売していますが、市街地から離れていることから購入される機会が少なく、一方、域外への販売については、配送料など販売に係るコストの高さや販路獲得の難しさから、特産品の消費量が伸びず、食品ロスの発生や生産の意欲減退などの課題がありました。

そこで、日々運行されている郵便車両の空きスペースを活用した安価な地域内配送サービス「ぽすちょこ便」を活用するとともに、一般社団法人Local Coop大和高原が中心となり奈良市街地の飲食店とのマッチングを行うことで、月ヶ瀬地区の特産品を、市街地の飲食店に流通させる持続可能なサービスを実現します。多くの人に特産品を味わってもらうことで、地産地消の拡大、食品ロス対策、地域産業の維持を目指します。

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また、今回のパートナーである飲食店においては、月ヶ瀬の特産品を使った料理を提供していただきます。特産品の持つ魅力の普及と向上に繋げることで、月ヶ瀬地区に対する関係人口の創出を図ります。

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  • 実証実験の概要

  • Local Coop 大和高原プロジェクトについて

奈良市東部地域では、少子高齢化・人口減少によって引き起こされる様々な地域課題に向き合い、地域住民の共助・互助の力を活用して、持続的に地域の豊かさが受け継がれ、住民ひとり一人の生活の質(暮らしやすさ・幸福感)が向上する社会の構築を目指しています。この構想の実現に向けて、行政・民間企業・住民のそれぞれの立場を超えた連携し、実装を図る「ローカルコープ大和高原プロジェクト」を実施しています。

また、奈良市は、日本郵政株式会社が主催する、社会課題に取り組む企業や地方自治体日本郵政グループの社員を派遣して共同で新規事業を創出する取り組み「ローカル共創イニシアティブ」に参画し、「Local Coop大和高原プロジェクト」の実施メンバーとして日本郵政株式会社から1名を受け入れています(地域活性化起業人制度を活用)。

本実証実験は、「Local Coop大和高原プロジェクト」の一環として、令和5年2月1日奈良市日本郵便株式会社が締結した包括連携協定に基づき実施します。

【本件に関する報道関係者向け問い合わせ先】

奈良市月ヶ瀬行政センター地域振興課 Tel:0743-92-0131

一般社団法人Local Coop大和高原 Tel:0743-99-2179

  • 『大和高原直送便』の取材のご案内

大和高原直送便の実証実験につきまして、実証実験期間の11月20日(月)~12月22日(金)に、ふれあい市場や郵便局での受注から発送までのオペレーションの様子、各飲食店の提供料理などを撮影いただけます。 

特産品の受注や料理の提供など飲食店との日時等の調整がありますので、取材をご希望の方は、添付の【取材申込票】を記載の上、ご連絡ください。取材内容につきましては個別に対応いたします。

ご多用の折恐れ入りますが、取材のほどよろしくお願いします。

大変お手数ですが、飲食店と調整する都合上、取材希望日の1週間前までにご返信いただければ幸いです。取材内容の詳細については、個別に調整させていただきます。

FAX送信先:0743-92-0320 または Email:tsukigase-chiikishinko@city.nara.lg.jp

配信元企業:奈良市役所

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