アトレティコ・マドリードに所属するオランダ代表FWメンフィス・デパイが、チームの全体トレーニングに合流したようだ。20日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。

 今シーズンはラ・リーガ開幕からの3試合で2ゴールをマークするなど好調を維持していたデパイ。しかし、現地時間8月28日に行われた第3節ラージョ・バジェカーノ戦(7-0○)で右大腿筋を損傷し戦線を離脱。インターナショナルウィーク明けの9月24日に行われた第6節レアル・マドリード戦(3-1○)には出場したものの、その後は現在に至るまで欠場が続いている。

 長らく実戦から遠ざかっているデパイだが、復帰に向けたステップを着実に歩んでいるようだ。今回の報道によると、同選手は現地時間20日月曜日に行われたチームの全体トレーニングに参加したとのこと。屋内で行われた筋力強化とケガ予防のメニューに加え、ピッチ上でのボールを使用したメニューもしっかりとこなしたようだ。なお、デパイが全体トレーニングに合流したのは約2カ月ぶりだという。

 早ければ今週末の25日に本拠地『シビタス・メトロポリターノ』で行われるラ・リーガ第14節マジョルカ戦で実戦復帰を果たす可能性もあると『マルカ』や『アス』は指摘。チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ残り2試合や12月3日に控えるバルセロナ戦といった“ビッグマッチ”を前に、頼れる戦力がピッチへ帰ってくることとなりそうだ。

 ラ・リーガで暫定4位、CL・グループEで首位につけるアトレティコ・マドリード。前線ではスペイン代表FWアルバロ・モラタやフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが好調を維持しているが、それらの選手とは異なる特徴を持つデパイの復帰はチームにとってさらなる追い風となるだろう。

欠場が続いているアトレティコのFWデパイ [写真]=Getty Images