近畿日本鉄道(近鉄)は2024年2月に、交通系電子マネーICOCA」での近鉄線利用者にポイントを付与する「近鉄ICOCAポイント還元サービス」を開始する。

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●24年2月末で一部を除く回数乗車券の発売を終了



 事前に登録したICOCAで、生駒ケーブルと葛城山ロープウェイを除く近鉄線を1か月間に利用区間にかかわらず月11回以上利用すると、利用総額に対して10%分のポイントを付与する(定期券の区間内での乗車分は対象外)。対象のICOCAには、こどもICOCASMART ICOCA、KIPS ICOCAモバイルICOCAなども含む。

 利用にあたっては、定期券自動発売機(黒色、定期券発売駅に設置)にて、手持ちのICOCAと名前、生年月日、電話番号の登録が必要。1カ月あたりの乗車分ポイントは翌月15日に付与し、同日から定期券自動発売機(黒色)で1ポイント1円として付与日から10円単位でチャージできる。なお、KIPS ICOCAでは、KIPSポイントも別途たまる。

 近鉄ICOCAポイント還元サービスで付与するポイントはチャージ期限があり、期限(付与月の3か月後の末日)までにチャージしなかった場合は失効する。

 同サービスの提供開始にあわせて、近鉄は、2024年2月29日をもって一部を除く回数乗車券の発売を終了する。発売終了となる券種は、普通回数乗車券、時差回数乗車券、土・休日割引回数乗車券パールカード11・オフピークチケット・サンキューチケット)で、通学用割引回数乗車券、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者用割引回数乗車券生駒鋼索線回数乗車券は引き続き販売する。また発売終了後も、券面に記載されている有効期間中は回数券を使える。
近鉄、ICOCAを利用した月11回以上の乗車で利用額の10%分のポイントが還元されるサービスを開始