漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。今年で10周年を迎える大型コスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(略称：池ハロ2023)が、10月28日・29日に東京・池袋の東口エリアで開催された。2日間で過去最多となる14万1000人ものコスプレファンが来場。街中でのコスプレパレードやギャザリング、各種ステージ企画なども実施され、会場は終日大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、各エリアを彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

【写真】「スーパーマリオ」シリーズ二次創作キャラクター・クッパ姫のコスプレを披露した黒光あんこさん

■VTuberや「スーパーマリオ」二次創作キャラに扮するコスプレイヤーたち

■猫汰つな(ぶいすぽっ！)／りなしぃさん

つなちゃんといえば、フードの猫耳が特徴的なポイントなので、中に針金を入れてきれいな形になるように整えました。それと、ゴーグルは黒縁のものしかなかったので、自分で着色して赤くしたところもこだわったポイントです。

■「スーパーマリオ」シリーズ二次創作キャラクター・クッパ姫／黒光あんこさん

クッパ姫は絵師さんによって髪形が全然違うので、どのバージョンにするかギリギリまで悩みました。でもクッパなら、自分がお姫様になるならピーチ姫を意識した髪形にするんじゃないか？…と思って。今回はピーチ姫風の髪形にセットしてみました。あと、クッパらしさを強調するために、ネイルは先が尖ったものにしたのもこだわったポイントです。

■「ファイナルファンタジーVII リメーク」ティファ・ロックハート／木漏日みけらさん

顔立ちそのものはシンプルなキャラクターなので、どこまで似せられるか、メークにこだわりました。眉毛の角度や目の形、唇の薄さなど、何度もゲーム画像と照らし合わせながら調整してきたので、なかなかいい感じに仕上がったんじゃないかなと思っています。

■湊あくあ(ホロライブ)／みらさん

今回のコスプレで一番こだわったのは、ウイッグのツインテールの部分です。中に針金を仕込んで、自在にくるくる変形できるようにしました。色味もイラストと照らし合わせて、なるべく原作に近いものを選んで。衣装の丈も自分のスタイルに合わせて細かく調整したので、いい感じに雰囲気を再現できているんじゃないかな…と思うんですけど、いかがでしょう？

■宝鐘マリン(ホロライブ)／星空みずむさん

今回のコスプレで頑張ったのは、ウイッグと胸元のタトゥー作りです。こちらのウイッグは5代目で、何度も作り直しを経て、ようやく納得のいくツインテールに仕上げることができました。胸のタトゥーもSNS映えを考えて、少し明るめに作成しました。

■年末に向けて大型コスプレイベントが続々開催

大盛況となった「池ハロ2023」に続き、「東京コミコン2023」(12月8日～10日、幕張メッセ)や「コミックマーケット103」(12月30日・31日、東京ビッグサイト)など、コスプレも楽しめる大型イベントは、年末に向けて全国各地で続々と開催が予定されている。はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームなどのコスプレに人気が集中するのか？　本記事でコスプレに興味を持たれた方は、会場まで足を運び、自身の目で直接確かめてみてはいかがだろう。

◆取材・文＝ソムタム田井

猫汰つな(ぶいすぽっ！)／りなしぃさん/撮影：ソムタム田井