高槻市消防本部は11月21日(火曜日)、心肺停止の重症事案を想定した「救急救命技術練成会」を実施。9チーム54人の隊員たちが実践さながらの緊迫した空気感のなか訓練に取り組みました。

同訓練は、救急救命処置の技術向上により救命率を高め、傷病者を社会復帰に導くことを目的に平成12年から実施。今年は消防隊と救急隊が連携し対応。消防署や出張所、分署などから、救急隊3人と消防隊3人の6人を1チームとして、全9チーム(54人)が参加しました。

訓練の想定は、心肺停止状態の市民がいるとの119番通報が消防本部に入り、消防隊と救急隊に出動指令が下されるというもの。先に現場に到着した消防隊がAED自動体外式除細動器)を使用し傷病者の心肺蘇生を試みながら救急隊に無線連絡を行い、その後、救急救命士が同乗した救急隊が到着。消防隊と協力し心肺蘇生法等を行いながら、状況に応じ、医療機関到着までに高度な処置を行うか、原因治療を行える医療機関へ迅速に搬送するか判断。その後対応可能な医療機関へ傷病者の受入れ要請を実施するなど、本番を想定した訓練が行われました。

訓練を終え、消防本部の原田消防長は「救急隊と消防隊とが実践さながらなブラインド訓練を行うことで、日頃の救急活動の成果を確認できました。今後もさらなる救命率の向上に取り組むとともに、市民の負託に応えるよう強く期待しています」などと隊員たちに講評を行いました。

同訓練は、明日も実施される予定です。

配信元企業:高槻市

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