株式会社理論社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:鈴木博喜)は『水は うたいます』
(詩:まど・みちお/絵:nakaban)を2023年11月20日(月)に発売いたしました。

ひとしずくの水は、まるで透明な音符。それは集まり流れ、天にのぼり地に降って、歌いなが

ら世界をめぐる。──童謡「ぞうさん」の詩人まど・みちおの1編の詩が、躍動感あふれる1冊の絵本になりました。

2024年の没後10年(2014年2月逝去)を記念して「まど・みちおの絵本」シリーズを再開致します。(シリーズ既刊:柚木沙弥郎/絵『せんねんまんねん』/ささめやゆき/絵『くうき』)

〈──すぐそばにある何気ないものに、まどさんは驚き続ける人でした。なんどでも世界を発見しなおす人でした。そんなまどさんの詩を読むことで、私たちも、すぐそばにある「奇跡」に気づくことができます。一滴一滴の水が地面にしみていくように、ページをめくることで一行一行の言葉が心に刻み込まれることを願って、この絵本は生まれました。

まどさんの詩という楽譜を、nakabanさんが絵筆で奏でた、この澄みわたる絵本の音楽に、あなたも耳と心を澄ませてください。                    松田素子(編集者)〉

◆著者プロフィール

まど・みちお

1909年、山口県に生まれる。1934年に雑誌に投稿した詩が北原白秋により特選に選ばれる。1951年に書いた「ぞうさん」は日本人に最も愛される童謡のひとつ。1968年にはじめての詩集『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)を刊行。野間児童文芸賞を受賞する。『まど・みちお全詩集』(理論社)で芸術選奨文部大臣賞のほか多くの賞を受賞。1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞受賞。2003年には日本芸術院賞受賞。詩作だけでなく50代前半に数多くの抽象画を描く。 その絵は2003年に『まど・みちお画集 とおいところ』(新潮社)として刊行され話題をよんだ。2014年2月に104歳で永眠。

nakaban

1974年広島県に生まれる。絵画、書籍の装画、文章、映像作品等を発表している。新潮社の「とんぼの本」シリーズのマークなど、いくつかのロゴデザインも手がけている。音楽家とのライブ活動を不定期に行い、ステージでは幻燈的ドローイングを描く。主な著作に、絵本『ダーラナのひ』(偕成社)、『ランベルマイユコーヒー店』(オクノ修/詩 ミシマ社)、『トラタのりんご』(岩波書店)、『わたしは樹だ』(松田素子/文 アノニマ・スタジオ)『ぼくとたいようのふね』(B L出版)などがある。まど・みちおの詩集『うふふ詩集』(理論社)の挿絵も手がける。広島市在住。

[商品概要]

『水は うたいます』

詩:まど・みちお 絵:nakaban

発売日:2023年11月20日(月)
判型:28×23cm上製/32ページ
ISBN:9784652205976

本体価格:2,090円(税込)
発行所:株式会社理論社
理論社サイト:https://www.rironsha.com/

配信元企業:株式会社理論社

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