サントスに所属するU-20ブラジル代表FWマルコス・レオナルドに、ヨーロッパの複数クラブが関心を寄せているようだ。21日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在20歳のマルコス・レオナルドは、2014年からサントスの下部組織に在籍し、2019年10月にトップチームへと昇格を果たす。翌年の8月にデビューを飾ると、リーグ戦18試合に出場し4ゴールをマーク。今シーズンもリーグ戦27試合の出場で13ゴール2アシストを記録し、5月にアルゼンチンで行われたU-20ワールドカップでは、U-20ブラジル代表の一員として3ゴールを挙げている。

 20歳という年齢ながら、すでに所属するサントスで公式戦通算164試合に出場し、54ゴールを記録しているマルコス・レオナルド。同紙によると、アーセナルマンチェスター・ユナイテッドニューカッスルローマの4クラブが、冬の移籍市場での獲得を画策している模様。一方で、アーセナルはMFの獲得を優先していると主張し、マンチェスター・ユナイテッドもクラブの株式の25パーセントを買収予定と報じられているジム・ラトクリフ氏によって、補強の計画が変更となる場合もあると指摘した。

 また、同選手の代理人を務めるラファエラ・ピメンタ氏がイタリアメディアに対して発したコメントも記載。「以前の移籍市場ですでに売却のチャンスはあったが、サントスの事情は非常に特殊だった」と夏の段階でブラジルを去る可能性があったと述べつつ、「でも、移籍する時が来た。彼はヨーロッパでの経験を望んでいる」とマルコス・レオナルドの意向を伝えている。

サントスに所属するマルコス・レオナルド [写真]=Getty Images